2024年11月22日( 金 )

はせがわ18年3月期決算 2期連続の営業増益

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 仏壇仏具製造販売大手の(株)はせがわ(本社:福岡市博多区、江崎徹代表)の2018年3月期決算は、売上高194億1,200万円(前期比0.2%増)、営業利益9億2,800万円(同比4.4%増)、経常利益9億3,100万円(同比1.4%減)、当期純利益5億6,000万円(同比37.0%増)となった。

 購入商品の小型化・簡素化の傾向が顕著になっている宗教用具関連業界では、単価の下落が進行。そのようななか、同社では、仏壇仏具事業において顧客の変化に対応するための新商品を順次投入するとともに、計画的な商品クリアランスを実施した。

 また、墓石事業では、同社受託販売霊園において樹木葬の紹介販売を開始し、屋内墓苑事業では、17年9月に7物件目となる「一行院千日谷淨苑」(東京都新宿区)の受託販売を開始した。店舗政策では、ショッピングセンター内に5店舗を新規出店。9店舗の改装と1店舗の移転を実施した。

 セグメント別の売上高は、仏壇仏具129億6,500万円(構成比66.8%)、墓石48億5,600万円(同25.0%)、屋内墓苑11億7,900万円(同6.1%)、その他4億1,000万円(同2.1%)。

 利益面では、販売手法の改革による売上総利益率の改善によって営業利益が2期連続の増益となった。

【山下 康太】

▼関連記事
・仏壇のはせがわ 長谷川房生氏が代表取締役を退任

 

関連キーワード

関連記事