連載・インフラと私~市民の足を支える交通インフラに関わることにやりがい
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福岡市交通局施設部姪浜保守事務所長 末崎 悦章 氏
土木職で市役所入り。高校生当時は、よかトピア(アジア太平洋博覧会)が開催されていた頃で、「元気があって良いな。市役所でインフラの仕事がしたい」と思ったのがきっかけ。最初の配属先は道路だったが、その後20年間交通局一筋。現在は、空港線、箱崎線のレール交換といったメンテナンスなどを担当。供用開始が早かった天神~姪浜間は、施設などの老朽化が進行中。「お客様を安全に目的地まで運ぶ」ことを念頭に置き、夜間作業の現場に足を運ぶこともある。
七隈線の橋本車両基地や橋本~次郎丸間のトンネル工事設計を担当したことが思い出に残る。「地下鉄は市民の足を支える重要な交通インフラ。自分が今までになかったものをつくり、それを市民に使ってもらうことは、やりがいがあり、感慨深かった」と振り返る。
20数年間の公務員技術者人生を通じて感じることは、「何事も経験を積むことが大事」ということ。七隈線延伸工事が進められている一方、既存路線では、経年劣化したインフラの効率的な改修が大きな課題になっている。「交通局には比較的若手職員が多い。うまく技術をつないでいくため、自分の役割をしっかりはたしていきたい」と力を込める。趣味はドライブ。1972年8月4日生まれの45才。
【大石 恭正】
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