2024年11月20日( 水 )

井筒屋が3店舗の閉鎖を発表

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 百貨店の(株)井筒屋(本社:北九州市小倉北区、影山英雄社長)は7月31日、JR小倉駅前の百貨店「コレット」とJR黒崎駅前の「井筒屋黒崎店」、山口県宇部市にある「井筒屋宇部店」の3店舗を来年5月までに閉鎖することを発表した。閉店年月は、宇部店が今年12月末、コレットが来年2月末、黒崎店が来年5月末、としている。

 黒崎店は本店(同市小倉北区)につぐ基幹店舗だったが、売上高はピーク時の半分近くにまで下落したほか、小倉伊勢丹から継承したコレット、宇部店もピーク時の売上高より縮小していたという。3店とも赤字で、収益改善は困難と判断した模様。

 同社の2018年2月期連結決算の売上高は783億400万円と前年対比1.7%の減収。9期連続減収となり精彩を欠いている。営業利益は11億4,700万円(同比17.7%減)、経常利益5億6,100万円(同比23.1%減)、当期純利益6億7,500万円(同比11.1%増)。同社は店舗閉鎖にともなう特別損失約34億円を19年2月期中間期に計上する。

 不採算店を一挙に整理し、北九州市小倉北区の本店に経営資源を集中することで生き残りを図りたい考えだ。

【矢野 寛之】

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