2024年12月22日( 日 )

福岡の裁判所、六本松に集約~20日から業務開始

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 福岡の高等裁判所、地方裁判所、簡易裁判所、家庭裁判所が九州大学六本松キャンパス跡地(福岡市地下鉄・七隈線『六本松駅』から徒歩3分程度)に移転し、20日(家裁は27日)から業務を開始する。各裁判所が一カ所に集約される格好で、同じ庁舎内で業務が実施される全国初のケースとなる。

▲裁判所新庁舎外観
 
▲4つの裁判所が集約された
 福岡司法の拠点

 新庁舎は現庁舎の老朽化に対応する目的で総工費約191億円をかけて建設された。建築物の概要はS造12階建て(地下2階)の、延床面積約5万6,000m2。1、2階が受付と簡易裁判所で3、4階が家庭裁判所。6~8階が地方裁判所で、9、10階は各裁判所が使える法廷となっており、11階が高等裁判所となる。法廷数は現在の42から51に増え、より多くの事件に対応可能となった。
新しい弁護士会館(2019年春オープン予定)や検察庁(同年9月頃オープン予定)の工事も進んでおり、六本松がもつエリア特性は一変することが予想される。

 なお、福岡市中央区城内(福岡市地下鉄『赤坂駅』から徒歩3分程度)にある現庁舎は、福岡市が推進する「セントラルパーク構想」の下、広場などとして活用される予定になっている。

▲来春オープン予定の福岡県弁護士会イメージ図
 

【代 源太朗】

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