福岡の裁判所、六本松に集約~20日から業務開始
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福岡の高等裁判所、地方裁判所、簡易裁判所、家庭裁判所が九州大学六本松キャンパス跡地(福岡市地下鉄・七隈線『六本松駅』から徒歩3分程度)に移転し、20日(家裁は27日)から業務を開始する。各裁判所が一カ所に集約される格好で、同じ庁舎内で業務が実施される全国初のケースとなる。
新庁舎は現庁舎の老朽化に対応する目的で総工費約191億円をかけて建設された。建築物の概要はS造12階建て(地下2階)の、延床面積約5万6,000m2。1、2階が受付と簡易裁判所で3、4階が家庭裁判所。6~8階が地方裁判所で、9、10階は各裁判所が使える法廷となっており、11階が高等裁判所となる。法廷数は現在の42から51に増え、より多くの事件に対応可能となった。
新しい弁護士会館(2019年春オープン予定)や検察庁(同年9月頃オープン予定)の工事も進んでおり、六本松がもつエリア特性は一変することが予想される。なお、福岡市中央区城内(福岡市地下鉄『赤坂駅』から徒歩3分程度)にある現庁舎は、福岡市が推進する「セントラルパーク構想」の下、広場などとして活用される予定になっている。
【代 源太朗】
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