フードウェイ、27日に赤羽出店　九州発のスーパーが23区内に初進出

　九州および関東、中国、東海地区などに食品スーパーの積極展開を続けるフードウェイは11月27日、東京都赤羽西の商業施設・赤羽アピレに出店する。赤羽アピレには同社グループの精肉業「ミートイン・ハイマート」が出店しているが、九州発祥のスーパーが東京23区内に出店するのは初めてのこと。

　福岡市西区が本社のフードウェイは、福岡都市圏に加えて飯塚市や大分市など北部九州の地方都市にも進出する一方、横浜市や藤沢市、習志野市など関東地区へも意欲的に出店を続けてきた。地域の特性に合わせた品ぞろえや店づくりが特徴で、新横浜プリンスペペ店は富裕層を意識した高質な品ぞろえで2013年の出店以降、毎年増収を続けている。

　赤羽店も同社のこれまでの経験や強みを生かした店舗となる。同社はもともと精肉店として創業し、グループ企業のミートイン・ハイマートは全国に店舗網を広げているほか、精肉業者の買収も駆使して業容を拡大している。そうした強みを生かして今年3月に出店した「生鮮びっくり市場フードウェイトリアス店」（久山町）では精肉売り場を1.5倍に拡大した仕様で出店。同社の予想を超える売上が続いている。

　赤羽店でも生鮮にこだわるという。強みの精肉に加え、鮮魚は同社の後藤社長が関東で最も勢いがあると評価する鮮魚店とタッグを組むほか、青果でも特徴を出していく予定だ。今後、九州地区では西新エルモールプラリバ（福岡市早良区）跡地に開発中の「Brillia Tower 西新」や熊本市桜町で再開発中の商業施設など話題の施設への出店が決まっている。
　5年後のグループ売上目標500億円にむけて、まずは今期260億円。来期は290億円を確実に達成していく構えだ。

＜COMPANY INFORMATION＞
（株）フードウェイ
代　表：後藤　圭介
所在地：福岡市西区小戸3-24-53
設　立：2000年6月
資本金：7,300万円