2024年12月23日( 月 )

宮若市の若宮小跡地にマンション 優先交渉権者はシフトライフ

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旧若宮小学校の校舎(宮若市HPより)

 福岡県宮若市は、若宮小学校跡地利活用事業の公募型プロポーザルを実施し、12月4日、優先交渉権者にシフトライフ(福岡市)を選定した。

 小学校跡地は、校舎棟跡地とグラウンドを含む定住ゾーン(1万m2)と新設する若宮西学童保育所や体育館を含む公共ゾーン(6,000m2)に分けられる。公募にあたっては、50戸程度の分譲型マンションを1棟以上整備するなどの条件が付され、10月3日から11月2日にかけて公募が行われていた。大学教授や地元自治会長などからなる評価委員会による審査および評価が行われ、今回の選定となった。

 シフトライフが提案したのは、14階建て50戸の分譲マンションを開発するというもの。さらに、11階建て60戸の賃貸マンション、10階建て50戸の賃貸マンション、分譲マンションのモデルルームを使用した跡地に商業施設などを開発するほか、マンション居住者や体育館利用者、周辺住民のための憩いの場として公園も整備する。2期に分かれる整備計画となっているが、「今後は周辺地域への説明や意見聴取を行い、優先交渉権者との基本協定書の締結、土地売買契約の協議をすすめる」(宮若市)といい、詳細なスケジュールは未定だという。
 若宮小学校は2017年3月に閉校し、笠松小学校などとともに宮若西小学校に再編されていた。

【永上 隼人】

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