【パチンカー代の『釘読み』】パチンコのユニバ、前期比1,700億円超の増益
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パチンコ・パチスロメーカー大手、(株)ユニバーサルエンターテインメント(以下、ユニバ)は、14日、2018年12月期決算(連結)を発表した。
同期は、売上高932億6,700万円、経常利益672億3,200万円を計上し、前期比でそれぞれ247億2,100万円、800億6,100万円の大幅な増収増益をはたした。また、当期純利益に関しては前期比1,745億9,400万円増という『神』がかり的な結果を残した。
ユニバは、遊技機に対する規制強化の影響を受け、生産・販売できなくなった規制に対応していない「旧基準機」を廃棄。これによる74億4,000万円のたな卸資産評価損を含む、163億1,900万円の特別損失を計上していた。しかし、カジノ運営のWynn Resorts社(米)と争っていた損害賠償責任をめぐる裁判の和解などで生じた1,588億7,700万円の特別利益がこれを大きく上回り、最終赤字からの脱却をはたした。
ただ、裁判に関する外部調査などの費用負担の増加を受け、営業利益は179億7,200万円の赤字を計上している。
ユニバは、規制強化に対応した新基準機第一弾スロット「アナザーハナビ弥生ちゃん」の販売や、統合型リゾート「OKADA MANILA」のリニューアルに注力し、19年12月期(連結)は売上高1,600億円、経常利益270億円の増収減益を見込んでいる。
【代 源太朗】
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