2024年11月25日( 月 )

国セン、ラグビーワールドカップのチケット購入トラブル多発で注意喚起

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 (独)国民生活センターは7日、2019年9月20日~11月2日に開催予定の「ラグビーワールドカップ2019™日本大会」(以下RWC2019日本大会)のチケット購入によるトラブルの相談が全国の消費生活センターなどに多数寄せられているとして、注意を呼びかけている。

 トラブルの事例として、チケットをインターネットで購入するためにチケットサイトにアクセスしたところ「3枚4万9,000円」と表示されており、3枚購入で申し込んだが、合計19万円の注文確定画面が表示され、チケットサイトから注文確認メールが届いたという。メールにはドル建てで料金が書かれ、手数料の負担も必要と記載されていた。不審に思って調べたところ、申し込んでいたのは公式チケット販売サイトではなく、海外のチケット転売仲介サイトだったことがわかった。公式のチケット販売サイトでは、チケット転売仲介サイトで購入したチケットは利用できないと注意が明記されている。注文を取り消そうとしたが、海外のチケット転売仲介サイトには、「申し込んだチケットについては解約ができず、転売するしかない」と書かれていたという。

 同センターは検索サイトで「RWC2019日本大会」の名称などで検索すると、上部に広告として表示された転売サイトの内容が、検索上位にあることで、公式チケット販売サイトと誤認して購入するケースが多いことから、チケット購入する際には、まず公式チケット販売サイトであることを確認してから購入するよう注意を促している。

 また海外のチケット転売仲介サイトのなかには、返金を保証すると規定していることもある一方、一定の条件に該当しない場合は保証されないこともある。またトラブルになった際に問い合わせをしてもコミュニケーションを取るのが難しく、キャンセルの条件や返金の保証などについて交渉が難しい場合もある」といい、購入トラブルにあった場合は、最寄りの消費生活センターなどに相談するよう呼び掛けている。

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