福岡からカンボジアへ!~「カンボジア投資フォーラム福岡」、盛会のままに終了
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6日、カンボジア投資フォーラム福岡がホテルニューオータニ博多で開催され、カンボジア開発評議会事務局長ソクチェンダ・ソピア首相府付大臣のほか、JETROカンボジア事務局長宮尾正浩氏らが登壇。現地の投資環境や現在の動向を語った。
今回のフォーラムは、西日本・カンボジア友好協会と日本アセアンセンター、カンボジア開発協議会(CDC)の3団体が合同で主催。同友好協会の江頭和彦会長のあいさつで開会した。
ソクチェンダ首相府付大臣は「カンボジアの投資環境と投資機会」と題してプレゼンテーションを行い、「九州からの進出企業は少ないかもしれないが、関係は築かれている」と語り、現在進出している北九州ウォーターサービスに言及し、「カンボジアにはほかにもポテンシャルがある」とインフラや観光のほか、農業分野など含めて広く投資、企業進出を受け入れたい姿勢を示した。
インフレ率が低く抑えられていることや租税条約が調整中であること、100%外国投資でも起業が可能であることなどを紹介。進出企業からの要望を受け入れ、税関とのダブルチェックになっていた国境での輸出入検査を廃止したことも挙げ、チャイナプラスワンやタイプラスワンの候補に挙がる投資環境の整備を強調した。JETROカンボジア事務局長・宮尾正浩氏は、「統計だけではわからないことがある」として、首都プノンペンでの消費の高まりを報告。「日本の物が買えないのでは、と考えずに一度視察にきてみては」と呼びかけた。
その後、同国で中小企業向けの工業団地を開発・提供しているワールドブリッジ・グループのCharles Esterhoy・CEOや、JICAの指導を受けた現地資本の食品製造会社LILY FOODと合弁会社LILY KAMEDAを立ち上げた亀田製菓の堀部宏幸氏が登壇。それぞれビジネス展開や、進出にまつわる体験を報告した。
【小栁 耕】
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