九電記念体育館、55年の歴史に終止符~跡地にマンション建設予定
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1964年にオープンした九電記念体育館(中央区)が3月31日をもって閉館する。閉館理由について、福岡市は「後継施設である福岡市総合体育館が2018年12月に開館したため」としている。
同館は、九州電力が創立10周年を記念して建てたもので、55周年を迎える。現在は、高校の部活動や中体連、社会人クラブチームの活動、競技大会、民間企業による自社体育祭などに利用されている。少なくとも1日8~10組の団体が利用しており、多い時には20組以上の利用があるとのこと。
同館は2003年に九電から福岡市に譲渡され市営に。その後、土地は積水ハウスに売却し、建物は福岡市が指定する管理会社・九州メンテナンスが管理をしている。
最終日の3月31日には、福岡市と九州メンテナンスが合同で「福岡市九電記念体育館閉館イベント」を開催する。イベントは「55年間利用していただいたことへの感謝を伝える」ことを目的とし、体育館の歴史を振り返るパネル展示や体力測定、バレーボール教室などを行う。
同館は閉館後、取り壊され、同地に積水グループが「(仮称)グランメゾン浄水ガーデンシティ セントラルフォレスト」(2棟、総戸数297戸)を建設する予定。積水ハウスによると「近隣住民に説明中で販売時期などは未定」とのこと。
【麓 由哉】
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