2024年12月24日( 火 )

玉木氏が消費税引き下げによる野党共闘に含み

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「左右を超え、戦後レジームから脱却しなければ」とあいさつする玉木氏(2019.5.22筆者撮影)

 国民民主党の玉木雄一郎代表は22日夜、夏の参院選に向けた野党共闘に関して、消費税5%への引き下げを検討する可能性に含みを示した。

 東京都内で開かれた保守系言論誌『月刊日本』のパーティーに出席した玉木氏は、山本太郎参院議員が他野党との共闘の最低条件に掲げる「消費税5%への引き下げ」に応ずる用意があるかとの筆者の問いに対し、「下げる余地はある。私は柔軟だから」と答えた。

 玉木氏は消費税率を下げる要件について、「国民が最低限度の生活をできるようにするのが政治家の仕事。今の日本、世界の経済状況がどうにもならないようになれば、動かざるを得ない」との見解を示した。

 山本太郎参院議員が4月10日に立ち上げた新党「れいわ新選組」は5月31日までの目標としていた1億円を上回る寄付金をすでに集め、消費税引き上げ凍結の可能性を示唆する安倍政権以上の景気対策を期待できない立憲民主・国民民主・共産など主要野党の姿勢を変え始めている。

<プロフィール>
高橋 清隆(たかはし・きよたか)  

 1964年新潟県生まれ。金沢大学大学院経済学研究科修士課程修了。『週刊金曜日』『ZAITEN』『月刊THEMIS(テーミス)』などに記事を掲載。著書に『偽装報道を見抜け!』(ナビ出版)、『亀井静香が吠える』(K&Kプレス)、『亀井静香—最後の戦いだ。』(同)、『新聞に載らなかったトンデモ投稿』(パブラボ)。ブログ『高橋清隆の文書館』。

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