地方議員たちの見た参議院選挙~地方の自民党内では「シラケ」ムード
2019年7月24日 09:41
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与党・自民党が議席を減らすという結果で終わった第24回参議院議員選挙だが、期間中は各党の応援に地方議員たちも奔走、というより「バタバタ」していた。
その理由は、福岡県知事選での保守分裂が影響し、福岡県選挙区で立候補した松山政司氏の選挙態勢が整ったのは選挙が始まる直前だったからだ。そのため、選挙戦の序盤には、「候補者がなんしよるか、なーんもしらん」と周囲に漏らす市議もいた。
ダントツの1位で当選をはたしたことで、松山氏は、「地方議員の皆様からしっかり支えていただいた」と当確後のインタビューで語ったが、それを聞く地方議員たちはどこか達観した表情だった。
佐賀県選挙区で手伝いに回った自民党所属の地方議員からは、「今回の選挙は盛り上がりに欠けていた」と漏らす。
選挙直前にもち上がった「年金2,000万円不足」問題には与党も野党もまともに触れず、あまつさえ問題をすりかえて語っていた候補者もいて、興ざめしたという。
「憲法改正が争点で良かったと思いますか?」との質問には、「いやあ、ズレてますよ」と嘆息した。
地方の現状を最もよく聞いているのは、その地区に寄り添って活動している地方議員であることは明白。ところが今の国会議員は、その地方の声の代弁者に耳を傾けていないのが現状だ。
【小栁 耕】
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