ライオンズクラブを本来の姿に─337-A地区の今とこれから─(7)
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“専横・私物化”が顕在化(3)
337-A地区2Rの地区役員選出の指名委員会は、2019年3月25日に2R合同事務所で開催された。出席者は、2RのZC(ゾーンチェアパーソン)4名とキャビネットから2名、そして前ガバナーと側近であるRC(リジョンチェアパーソン)(いずれも2018年度当時の役職)の計8名。
指名委員会では、RCの選出についても協議され、最終的に2名の候補者に対して、出席者の8名が投票することになった。結果は6(ZC4名とキャビネット2名、1名はどっちつかずであったとする情報もある)対2(前ガバナーと側近)だった。
通常なら誰もが、6名が推挙した候補者がRCに就くと思うだろう。しかし、2019-20年度の2RのRCは2名が推挙した候補者が選ばれた。
2R内のクラブ会員によると、「側近は、自身がRCに就く際にも同様の決議がなされたにも関わらず『ガバナーエレクト』、つまり次期ガバナーにRC決議を申し出た。当時の次期ガバナーは、『ほかのR※のことは、わからない。またRCに関しては、それぞれのRで採決することが賢明だ』とする意志を示した。その意志表明があったにも関わらず、ご自身のRC就任は『ガバナーエレクト』による決定だと公表し、RCのポジションに就いた。それらについて当時の次期ガバナーは、否定している。つまり側近は、2R各クラブに嘘をついたことになります」。
そして今回、側近は、指名委員会を招集した。表面上は、自身がRCに就任する際、「第二の私をつくりたくない」と従来のローテーションではなく、推薦による指名委員会の開催を提案し、実施した。「側近は、指名委員会で、自身が推す候補者を選出できると目論んでいたのでしょう。そうすれば公明正大に発表できる。しかし、側近の数々の誤算もあり、目論見通りにならなかったのです」(2R内クラブ会員)
事案の決議が思い通りにならなかったことにより、側近はまたも「ガバナーエレクト」を悪用した。
「結論から述べると、またもや側近は、嘘をついたのです。側近は、多くの反対意見を排して、自身が推す候補者をRCに推薦しました。そのうえで、関係者には『ガバナーエレクトによる決定』だと説明したのです。なぜ嘘をついてまで、そのような人事を行ったのでしょう?まして、地区の長となるガバナーエレクトの名前を使ってまで…。こんな事実がまかり通れば、今のガバナーの信頼すらも危険にさらしてしまうというのに…。
最終的には、自身が提言した『指名委員会』の内容も、結論も、何ら説明なく現在に至っています。側近は、事実を偽ってまで337-A地区のトップ、さらに国際理事になろうと画策しております。それがすべてなのです。自身の名誉欲のために?それとも何か彼なりの信義があるのでしょうか?それならば堂々と皆さまにご説明いただきたい。それができない人物がリーダーにふさわしいでしょうか?
幾度もほかの人間、それも地区の長すらも踏み台にした嘘をついて、ご自身は傷つかないようにしました。そして今、自らがガバナーになるべく外交し、物を配り…。事情をご存じない方々にはその本質は見えないかもしれません。しかし、このような人間が、ライオンズクラブのリーダーになることが正しいのでしょうか…」と怒りを通り越して呆れたと語る2R内のクラブ幹部の1人。読者の皆さまは、どのようなご感想をもたれるでしょうか?付け加えると、側近は、指名委員会の議事録を作成せず、詳細も記録していない。
(つづく)
【河原 清明】※地区内を地理的位置により10または16のクラブから構成しているのがR(リジョン)で、各リジョンは4または8のクラブによるZ(ゾーン)に分けられる。
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