2024年12月22日( 日 )

西日本新聞の柴田建哉社長殿、貴方は社を復活させる覚悟がありますか?(5)

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自力更生で再建した西広

 柴田社長殿、筆者は西広・荻原社長の挨拶文を読んで感動して涙がでてきました(関連記事:「西日本新聞の未来を読む(1)~2020年に創立70周年・岐路に立つ西広」)。

挨拶文
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 西広社長のポストは西日本新聞社(以降、N社)専務クラスの「天下り」指定ポストだった。20年前ほどだろうか、貴方の大先輩である花田氏が同社の社長に就任されていた時には懇意にさせていただいていました。親子関係のN社と西広は、それだけ厚い信頼で結ばれていたことを鮮明に覚えている。ところが西広の業績が悪化しだすと、N社トップクラスの方々は、同社社長への天下りを敬遠するようになった。無責任な連中だ。

 そこで西広生え抜きの人材が社長に就任、萩原社長は2代目の生え抜き社長である。バランスシートを見ても財務内容が充実化の方向にあると評価できる。厳しいコストカットをはじめ、採算性の悪い事業所の撤退、人件費削減と血反吐を吐くような経営効率化を積み重ね、売上高100億円への復活は時間の問題となっていた。そこで親会社のN社から博報堂へと転売された。まるで犬コロ扱いだが、西広社員の皆さまは「福が転がってきた」と喜んでおられるようだ。博報堂のスキルを会得できれば、必ず高収益体質を構築できる。

 柴田社長!軽率でした、早まりましたね。シリーズ(3)でも説明した通り、リストラを迫られた経営者は見境なく手っ取り早く金目になる物(不動産・会社)を転売するという共通の行動パターンを繰り返します。

 「親会社に頼らなくても食べていける」社風を確立すると、組織が強固になるという法則があります。その法則を理解できないでいる。まずは御社の社員たちに西広の社風の爪の垢を煎じて飲ませるべきだと考えていますが、いかがでしょう。

(つづく)

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