ライオンズクラブ337-A地区 明るい未来をつくるために(8)
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337-A地区 福岡ベイシティクラブ 山口 毅氏(1)
辛子明太子風味のせんべい「めんべい」は、福岡・九州を代表する土産菓子として、全国的に有名である。
「めんべい」の製造をはじめとした、明太子および食品製造を手がける(株)山口油屋福太郎の代表取締役会長・山口毅氏は、80歳を超えた現在も経営の陣頭指揮をとっている。
同社は、「めんべい」や明太子などを通じた食文化の創造とともに、バスケットボールとソフトボールのチームをもつなど、スポーツおよび文化活動にも積極的に参画するなど、地域活性化の担い手として業界内外からも高い評価を受けている。
山口氏は、全国辛子めんたいこ食品公正取引協議会会長を歴任し、業界発展に寄与したとして叙勲を受けている。
地元経済アナリストは「明太子の食文化を全国に広げた山口油屋福太郎さんの功績は、福岡の誇りであり、地域経済界をけん引する大きな存在だ」と断言している。
福岡を代表する企業のトップである山口毅氏は、長年ライオンズクラブで活動を続け、現在は、顧問や相談役として、活躍を続けている。
企業のトップであり、ベテランのライオンズクラブメンバーである山口氏に337-A地区の今と未来についてインタビューした。
――山口さんがライオンズクラブに入会されたのはいつですか
山口 私は現在83歳ですが、(1936年2月23日生まれ)。40歳の時に入会いたしました。43年になりますね。
――ライオンズクラブに入会されたきっかけをお聞かせください
山口 すでに当社の代表取締役社長となっており、経営者仲間の輪が広がっていたなか、「社会奉仕活動に取り組むライオンズクラブに入会してみては」と勧められたのがきっかけです。
当時は、とくにどこかの団体や会に所属はしておりませんでした。「40歳になったのだろう。経営者としてもさることながら、1人の人間として成長するために、ぜひとも入会しておくべきだ」と経営者仲間に促されて入会しました。
青年会議所(JC)は40歳で卒業なので、その後、ライオンズクラブに入会するケースが多かったようです。
私はJCには所属していませんでしたが、それと同じタイミングでライオンズクラブに参加したのです。
――さまざまな活動を行っていると思いますが、そのなかでも代表的な活動を挙げてもらえますか
山口 今日も継続して行っている、タイ王国での青少年交流活動です。2年に1度、タイから青少年を迎え入れ、約10日間のホームステイをしてもらいます。
こちらからも同様に青少年をタイに送り、10日間ホームステイをさせるという交流活動で、私たちのクラブ独自の活動です。それぞれ7〜8名の大学生世代の方々が対象です。
この活動は私がライオンズクラブに入会してすぐの時期に始まりました。東京大学に留学したタイのライオンズクラブメンバーの方から「ぜひとも提携させていただきたい」という打診がありました。
こちらからタイへ連絡すると、流暢な日本語で「我々は日本が大好きです。そして、タイから福岡は直行便があり、福岡はとてもすばらしい土地です。ぜひとも国際交流を通じて提携させていただきたい」となり、スタートしたのです。
これまで約200名の人材交流をしました。皆さんすばらしい社会人となり、それぞれの分野で活躍されております。時々、「山口さん」と訪ねてきてくれる方もいます。とても嬉しいですね。
(つづく)
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