これからの35年に向けて 今、何を、どう見つめ直すべきか(前)
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(一社)博多21の会 筆頭副会長 中尾 厚志 氏
1984年の設立以来、今年で創立35周年を迎える博多21の会が一般社団法人として正式に法人化した。会員同士の情報交換や相互扶助および相互研鑽を通して、郷土の経済および文化の発展を期するとともに、公利に向かう高い志をもつ会員を育成することを会の目的に掲げる同会は、「会員ファースト」の掛け声のもと、現在も会員が増え続けている稀有な経済団体である。博多21の会の中尾厚志筆頭副会長に今後の会のあり方についてお話をうかがった。
郷土愛と国際感覚で超一流の価値を創造
――博多21の会について教えてください。
中尾厚志筆頭副会長(以下、中尾) 我々は博多21の会憲章に則り、福岡の経営者もしくは文化人が入会して郷土発展のためにさまざまな活動をしている団体です。以前は福岡空港の移転問題について新宮沖での新空港建設の立場での提言などを取り組んでまいりましたが、この問題は一応の決着をみせましたので、現在は次なるテーマを検討している状況です。
会の運営としましては、基本的に年6回の例会を開催しまして、会ごとに講師をお招きして会員の皆さまに見識を高めていただけるような機会を提供しております。このほかにも委員会が8つあり、それぞれ委員長が中心となって、福博の文化を学ぶ機会や会員同士の交流を深める活動を行っています。
――現在の会員数はどのくらいですか。
中尾 会社の代表者や神社の宮司、士業の方など現在230名の方々に入会いただいています。設立当初の会員数は33名、私が入会した2004年には100名ちょっとでした。ありがたいことに現在も会員数は増え続けていますね。そうなるとやはり社会的な責任も増してきますから、任意団体だと何かと不都合がありまして、今年から一般社団法人化しました。そうすることで会計や契約などがよりスムーズになりますし、事務局の職員の雇用を守ることができます。
――誰でも入会できるのでしょうか。
中尾 誰でも入会できるというわけではありません。入会には当法人の目的に賛同して入会を希望し、会員2名以上の推薦を受けて役員会により承認された個人、法人の代表者またはそれに準ずる者という規定があります。設立から35年経っていることもあって会員の年齢層は幅広く、80代から20代まで3世代にわたります。
(つづく)
【児玉 崇】▼関連リンク
・入会後半年はアカデミーで学ぶ 卒業者3名それぞれの印象は?法人名
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