しゃぶしゃぶチェーン拡がる イオンモールに相次ぎオープン
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(株)すかいらーくホールディングス(本社:東京都武蔵野市、谷真社長)は、同社が運営する食べ放題店「しゃぶしゃぶブッフェ しゃぶ葉」を10月7日、イオンモール香椎浜1階レストランエリアにオープンする。
現在、準備を進めているスペースは9月1日まで、すかいらーくグループが運営するブッフェスタイルの食べ放題店「フェスタガーデン」が営業していた区画。しゃぶしゃぶ人気の高まりを受け、すかいらーくグループでは「しゃぶ葉(よう)」の出店と既存業態からの転換を加速。18年末に202店舗だった店舗数は19年6月末時点で258店舗と半年で56店増加している。
イオンモール福津では、3月に「しゃぶ菜(さい)」がオープンしている。同じくしゃぶしゃぶ食べ放題で、屋号も似ているが、こちらは(株)クリエイト・レストランツ(本社:東京都品川区、池田宏社長)が展開し、現在、国内に55店舗を有する。同区画で3月以前に営業していたステーキ食べ放題店「BEEF RUSH(ビーフラッシュ)」も同社のグループ店舗。
このほか、「しゃぶ菜」のグループ店舗にはスイーツカフェ「デザート王国」や、24時間営業の海鮮居酒屋「磯丸水産」などがあり、さまざまな立地に合わせた業態での出店や、商業施設デベロッパー側の店舗入れ替え要望に自社内ブランドの架け替えでの対応を可能としている。
イオンモールやゆめタウンなど、ファミリー客の多い郊外型商業施設の飲食店区画には食べ放題店や食べ放題コースを訴求する飲食店が年々増えてきており、イオンモール香椎浜ではレストラン街13店舗中3店が、イオンモール福津では15店舗中4店舗が食べ放題店となっている。しゃぶしゃぶ食べ放題チェーンはこのなかにあって、最も勢いがあると言っていいだろう。
しゃぶしゃぶ食べ放題店として九州で先行してきた「MKレストラン」や「しゃぶしゃぶ温野菜」などは郊外型の単独立地や商業施設隣接型など、主力立地が異なり、直接的に競合する店舗はまだ少ない。しゃぶしゃぶチェーン店はまだまだ拡がりを見せていきそうだ。
【吉田 誠】
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