防衛大臣感謝状贈呈式～福岡からは濱田光江氏らが選出

　防衛省は13日、ホテルグランドヒル市ヶ谷（東京都新宿区一谷本村町）で「令和元年度防衛大臣感謝状贈呈式」を開催した。感謝状は例年、自衛隊の各種任務や隊員の教育訓練、防衛施設の安定使用、自衛官の就職や募集援護、自衛官の雇用などさまざまな分野で防衛省・自衛隊の支援をしている団体・個人に贈呈している。

　今年度の被贈呈者数は139件（団体75件、個人64名）で、福岡からは全国防衛協会連合会女性部会会長・濱田光江氏（（株）三共　代表取締役社長）をはじめとした6件（団体3件、個人3名）が選出された。

　河野太郎防衛大臣は冒頭で、受賞者へ感謝の気持ちを述べるとともに「北朝鮮は本年5月以降も相次いで弾道ミサイル等の発射を行っています。そして、中国は軍事力を広範かつ急速に強化しつつ、我が国周辺の海空域における活動を拡大、活発化させております。

　さらにサイバー、宇宙、電磁波といった新たな領域における安全保障上の課題にも直面しています。国民の生命と平和な暮らしを守り抜くためにも、防衛力の中核となる人材を確保し、その志気を高め、能力を向上させるなど必要な防衛体制を整えなければなりません」と、とりわけアジア各国に対しての防衛力強化について訴えた。

【麓　由哉】