日本初がパチンコホールへ~透過率約75%のLEDビジョン
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パチンコホール「ひまわり八戸店(青森県八戸市)」に設置された「日本初」が話題になっている。同店に設置された日本初とは、透過率約75%という驚異の自動ドア型シースルーLEDビジョン。顧客を店内へと迎え入れるエントランスとしての役割はもちろん、映像を投影することで、顧客が目で見て楽しむことが可能なムービーコンテンツとしても存在感を発揮する。また、先述の通り透過率は約75%と非常に高いため、自動ドアの向こう側も視認でき、安全面での心配もない。昼間の採光に関しても、申し分ない水準を満たしている。
この自動ドア型シースルーLEDビジョンの開発から、施工・設置・運用・管理までを一手に引き受けているのはネットドア(株)(本社:北海道札幌市)だ。同社はこのほかにも、デジタルサイネージや、無人受付や販売支援での効果が期待されるAIの開発などにも取り組んでいる。
同社の担当者は、今回、パチンコホール「ひまわり八戸店」に自動ドア型シースルーLEDビジョンが導入された経緯について「窓面の多い店舗だったので、当初は窓面を活用するかたちでの、通常のシースルーLEDビジョンの導入を検討されておりました。しかし、協議を進めていく中で、当社の中国スタッフから最新情報として、自動ドア型シースルーLEDビジョンの映像が届きました。これを受け、すぐに現地へ向かい仕様の確認と駆動状態の確認を行い、映像を撮影しクライアント様に提出した結果、『ホールへの入り口部分で、お客様に最新技術のエンターテインメントをお届けしたい』と驚きと感動をもっていただき、導入に至りました」と話す。なお、同LEDビジョンの設置にかかる費用は、自動ドアビジョン1枚160~250万円+施工費となる。
パチンコホールでは広告に対する規制強化や、遊技機そのものへの規制強化、さらには8%から10%への消費税増税の影響もあり、集客に苦慮する状況が続いている。2021年1月末を期限とする、規制強化に対応した新基準機への総入れ替えも控えており、新台入替の頻度を減らすなど、設備投資を抑え経費削減に注力するホールは少なくない。
しかし、顧客に足を運んでもらうためには、何らかの働きかけが必要不可欠だ。ひまわり八戸店による、自動ドア型シースルーLEDビジョンの導入は、その他の画一的な広告とは一線を画しており、店へ足を運ぶ動機付けになる。
【代 源太朗】
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