【業界ウォッチ】町田、東急「グランベリーパーク」
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11月13日、東京のベッドタウン町田市に「グランベリーパーク」がオープンした。2000年4月に開業した東急のアウトレットモール「グランベリーモール」を再整備し、店舗も増設、隣接する市の公園と12月に開館する「スヌーピーミュージアム」と一体化させた新たな施設だ。
アウトレットモールに、飲食、アウトドアなど6つのパビリオンに、イベントなどが開催される7つの野外広場も備えた都内最大のアウトレット複合施設となった。
店舗数は全241店舗、アウトレットモールゾーンには、「コーチ」「ナイキ」「ビームス」「ユナイテッドアローズ」など約100店舗が出店している。
特徴的なのはプロパーゾーン。「ギャザリングマーケット」は、イートインスペースを用意し、生鮮、スイーツ、ベーカリーなどの専門店やスーパー「成城石井」などの食物販を中心に、飲食機能も備えている。
市場の雰囲気を演出しながら、「見て」「買って」「食べて」が体験でき、さまざまな食が楽しめるチャレンジングな取り組みだ。
店舗数は27、デパ地下などに出店する鮮魚の中島水産は、「おさかなワンダーランド」をテーマに、新業態「魚河岸 中興商店」で出店、イートインで魚を使ったメニューを提供する。
時間消費を意識して体験型の施設も目立つ。「モンベル」では、クライミング用のウォールとカヌーの人工池を備え、セガのキッズ向け施設「ファンビレッジwith NHKキャラクターズ」では、「おかあさんといっしょ」など人気番組の世界を体験できる。
飲食でも「KFCレストラン」では、オリジナルチキンの手づくり調理体験ができるオープンキッチンを設けている。
さらに、ペットを連れての来場も可能で、総合ペットショップ、ドッグファッションのアウトレットショップ、動物病院を展開、ユニークな新業態の犬用馬肉ジャーキー専門店も出店している。
アウトレットモールは、昨春開業したイオンの「ジアウトレットヒロシマ」もアミューズメント、飲食、プロパーなどのゾーンがある複合型。競合も激しくなるなかで、プラスアルファの魅力を付加することがトレンドになりつつある。
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