福岡県糸島市にある「ザ・クイーンズゴルフクラブ」の総支配人で、同クラブ運営会社の代表取締役Yが昨日12月4日から音信不通となり、連絡が取れない状況にあることが関係者への取材でわかった。
当日の予定もそのままに出社せず、ゴルフ場関係者が電話連絡してもつながらないようだ。
ゴルフ場運営会社の株式をめぐっての係争は当サイトで詳報ずみ。12月3日に司法による何らかの判断が下された模様で、「今回の事態の要因になっているのではないか」と関係者はみている。
裁判では、創業者の長男が運営会社に対し、「株式は自身のものである」という訴えを3年ほど前から起こしていた。今年5月、福岡地裁での第一審判決は原告勝訴。裁判所は「創業者の長男が株主である」と認めたが、被告である運営会社は即刻上訴し、高裁で審理が続いていた。
【東城 洋平】
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曖昧な株式管理が生んだ名門ゴルフクラブの経営権争い（前）
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