「私が総理なら年明けに解散」と山本太郎、準備整える
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れいわ新選組の山本太郎代表は15日、東京・JR池袋西口で開いた街頭記者会見で、衆院解散の時期について「私が総理なら年明けにする」と述べ、いつ総選挙があっても準備できる態勢を整えていることを明かした。
山本氏は総選挙について「いつやられても準備を整える必要がある」としながら、最も解散のありそうな時期を「私が総理なら年明けにする」と推測した。国会を普通に開けば、「桜を見る会」を舞台にした有権者買収への追及が安倍首相も出席するテレビ入りの集中審議で再燃する恐れがあるとの見方だ。
次期総選挙での戦い方について、野党共闘と単独で戦う2つの方法を提示。消費税5%への引き下げを旗印に合意できない場合は、全国比例11ブロックを中心に100〜131人の擁立を目標とする。候補者の人数は、集まった寄付金の額で決める。
候補者は公募中で、12月10日までに320人の応募があった。寄付金は、発表できるほど集まっていないと明かした。
9月中旬から始めた全国ツアーで集めた募金は、全国11ブロックの比例区を回るツアーの経費で消えていると説明した。最初の11日間かけた北海道ツアーでは、10tトラックも一緒に移動して約500万円を要したという。
「寄付は、解散風が吹き始めてから、だんだん集まり始める」と展望する。
政党交付金は所属議員が2人のため、「党のランニングコストで消える」。れいわの今年度交付額は6,712万円で、2分の1が10月18日に交付されている。
選挙資金の問題を解決する方法として既存政党との合流については、「国民民主党などは金持ちだから。でも、今のところない」と否定した。国民民主党は野党で最多額の51億円が交付される。旧民進党の枠を引き継いだためだ。
合流に否定的なのは、処遇の問題があるから。山本氏は「トップに立たせてくれるのか。私たちの政策を前に進めてくれるなら、合流しないという選択にはならない。どの政党でも」と吐露した。
そのうえで、「総理になりたい方は大勢いらっしゃるだろうから、こういう若造が出て行ったとしても交渉が難しいと思うので、私たちで積み重ねていく」と述べ、テレビが報じない状況下では国民に直接政策を訴えながら、地道に寄付を募る考えを示した。
<プロフィール>
高橋 清隆(たかはし・きよたか)
1964年新潟県生まれ。金沢大学大学院経済学研究科修士課程修了。『週刊金曜日』『ZAITEN』『月刊THEMIS(テーミス)』などに記事を掲載。著書に『偽装報道を見抜け!』(ナビ出版)、『亀井静香が吠える』(K&Kプレス)、『亀井静香—最後の戦いだ。』(同)、『新聞に載らなかったトンデモ投稿』(パブラボ)。ブログ『高橋清隆の文書館』。関連キーワード
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