「北九州うどん」資さんvs「京風うどん」なか卯 半道橋かっぱ寿司跡
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福岡空港と博多駅の間に位置する半道橋エリアで11月4日に閉店した「かっぱ寿司 博多半道橋店」の跡地に、早くも「資さんうどん」と「なか卯」が開店準備を進めている。
(株)資さん(本社:北九州市小倉南区、佐藤崇史社長)が運営する「資さんうどん」は、1976年の創業以来、長く北九州を中心とした店舗展開を行ってきたが、近年福岡エリアにもその勢力を拡げ、19年は福岡市内に「博多千代店」(福岡市博多区)と「原店」(福岡市早良区)をオープンさせている。
かっぱ寿司の店舗跡には「資さんうどん 半道橋店」の開店を知らせる横断幕が張られており、2月27日を開店予定とし、従業員募集も開始。店舗建物は面接会場としている。
同社は19年7月に「佐賀開成店」(佐賀県佐賀市)で佐賀県初進出もはたしており、一挙に高まった佐賀県内での知名度と人気を足がかりに、早くも佐賀県2号店となる「鳥栖真木店」(佐賀県鳥栖市)の準備を進めている。こちらは一足早い1月31日に開店予定。
隣接するかっぱ寿司駐車場跡地には、すでに別棟で「なか卯 福岡半道橋店」の店舗が出来上がっており、こちらは12月19日に開店を予定。(株)なか卯(本社:東京都港区、平山賢太郎社長)は19年3月時点で456店舗を展開しているが、岡山以西には30店舗以下と九州ではなじみが薄く、17年には九州エリアの店舗がゼロになった。同店は18年にオープンした「福岡小田部店」(福岡市早良区)でにつぎ、現時点での九州2号店となる。
2000年代ごろには、吉野家・すき家・松屋と並べ牛丼四天王と呼ばれることもあった。しかし、牛丼主体ではなく、牛丼をメニューから外していた時期もあり、近年ではなか卯を除いた3社が牛丼御三家とされることが多い。 06年にすき家を運営するゼンショーグループの子会社となり、現在は創業メニューである京風うどんを中心に、各種の丼メニューを提供する業態として展開している。
かっぱ寿司営業時の所在地は福岡市博多区半道橋1-9-18で、周囲には大手企業の支店や営業所などが多く立地するエリア。
【吉田 誠】
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