2024年11月23日( 土 )

【パチンカー代の『釘読み』】オークラホールディングスのビッグアップル.秋葉原店

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 パチンコホール「ビッグアップル.秋葉原店」。秋葉原という立地を生かし、人気アニメや漫画作品を題材としたパチンコ・スロット台の導入に注力している。なかでも可愛らしいキャラクターたちが活躍する“萌える”作品を扱った台の設置が目立つ印象で、同店を特徴づけることに一役買っている。

ビッグアップル.秋葉原店
ビッグアップル.秋葉原店

 こうした同店の特色は、パチンコ・スロットメーカー側とのコラボを生み出す一因にもなっており、(株)オーイズミが開発・販売を手がけるスロット「パチスロ1000ちゃん」のビッグアップル.秋葉原店オリジナルパネルや、同店内で放送される1000ちゃん(CV:新田恵海さん)の「店内アナウンス」は反響を呼んだ。

パチスロ1000ちゃんビッグアップル.秋葉原店オリジナルパネル
パチスロ1000ちゃんビッグアップル.秋葉原店オリジナルパネル

 店舗イメージがブランド構築にはたす役割は大きく、ビッグアップル.秋葉原店の存在は「ビッグアップル」というホールブランドの魅力向上に貢献したといえる。

 ビッグアップルの運営を手がけているのは、長崎県に本社を置く王蔵(株)。グループ企業に、王蔵西日本(株)、アラトル(株)、(株)ケイズプロパティーがあり、2015年にはグループの持株会社Okura Holdings Limited(以下、オークラホールディングス)を設立した。

 17年にはオークラホールディングスが株式を香港証券取引所メインボードに上場。ホール運営企業としては、ダイナム、ニラクについで3社目となる上場をはたし話題となった。

 オークラホールディングスは、ビッグアップル.、ビッグアップルユーパーク、ケイズプラザ、モナコと、4つのホールブランドを展開し、2019年6月期には81億5,700万円の収益を上げている。前期比で見ると6.4%減ではあるが、ビッグアップル.秋葉原店のコラボ企画など、その店舗でしか味わえない遊技以外のコト消費の提案は集客の可能性を秘めており、今後の動向が注目される。

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【代 源太朗】

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