2024年07月17日( 水 )

占部大観堂、健康・安全な直方産米粉を提案

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直方産新種米「ふくのこ」を米粉に加工した「米粉パンケーキミックス」
直方産新種米「ふくのこ」を米粉に加工した「米粉パンケーキミックス」

 健康食品や一般食品受託製造業の占部大観堂製薬(株)(本社:福岡県直方市、永岡訓二社長)が、直方市で栽培・生産された「ふくのこ米」を用いた米粉原料の提案に注力している。

 「ふくのこ米」は主食用米に比べ、でんぷんやアミロース量が高く、血糖値上昇やアレルギーなどのリスクが少ないことが特長で、19年の収穫高は72t。同社はその機能性と安全性に着目。地元企業でもある同社が地域振興活動を含め、「ふくのこ米」を粉末化し、沖縄産の加工黒糖や塩を加えたパンケーキミックス「米粉パンケーキミックス」を開発した。

 同商品はグルテンフリーおよびアルミニウムフリーで、合成甘味料、合成着色料、増粘剤、保存料などを使用しておらず、ミックス粉を混ぜ合わせて焼き上げるだけの簡単な調理でつくることができる。米ならではのふっくらな芳醇感や、もちもちとした食感と甘さが味わえる。パンケーキ以外にもワッフルやドーナツの原材料としても利用できるという。

 昨年7月に直方市内の保育園で園児を対象にパンケーキの試食を行ったといい、味の良さと安全・安心さで好評を得たとし、直方市のふるさと納税の返礼品にも選ばれている。今後は健康で安全な食材として普及啓発を図るとし、直販および店舗流通への提案を強めていくほか、業務用として原料供給も進めていく。

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