メディカル&ビジネスインテリジェンスの提供がBISの使命!(前)
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2月17日(月)の午後5時30分~9時00分まで、東京・新宿「安代ホール」7階において、第169回「ビジネスインテリジェンス情報研究会」(BIS)が開催され、日中の医師・医療関係者10数人とメディア関係者を含む、満席100名を超える有識者が集合した。BISではビジネスインテリジェンス情報と並行して、約20年前から国際的な健康医療情報(メディカルインテリジェンス)の共同研究を続けている。
新型コロナウイルス騒動のなか、通常例会を大幅に上回る参加者
冒頭、中川十郎・日本ビジネスインテリジェンス協会会長は、新型コロナウイルス騒動のなか、通常の例会(約80名)を大幅に上回る参加者に感謝の意を表した。
続いて「国際伝統・新興医療融合協会」(ニューヨーク医科大学・廣瀬輝夫元教授指導の下、20年以上にわたるメディカルインテリジェンス、とくに融合医療研究の成果を基に2017年に立ち上げたユニークな組織。会員100名、中川十郎会長)の設立などで多大なご指導をいただいた廣瀬輝夫氏(BIS名誉顧問 享年93歳)が昨年12月に、またフランス大統領から勲章を授与された橋田久仁雄氏(BIS名誉顧問 元日本郵船ヨーロッパ支配人 享年90歳)が本年1月に逝去されたため、参加者全員で黙祷を行った。
黙祷を受けて、横浜「光輪寺」の住職でもある村石恵照BIS副会長(武蔵野大学客員教授)が師匠である鈴木大拙氏の「年を取らないとわからないことがある」という言葉を引用した簡単な挨拶をされ例会は始まった。
当日のプログラムは、浜田和幸講師(国際政治経済学者)『未来の大国~2030年、世界地図が塗り替わる』、田村喜久雄講師((株)TAMURA会長)『水と食と健康』(コメンテーター:小松電機産業(株)・小松昭夫社長)、<中国正定自由貿易区紹介ビデオ放映>、岡崎守恭講師(元日本経済新聞社 政治部長・北京支局長、歴史エッセイスト)『(1)昨年11月に101歳で逝去した中曽根康弘元総理を回顧して(2)新型コロナウイルス騒動のなかで、「日中に友情が芽生えた」ちょっといい話』、<ドクター中松(BIS名誉顧問)の新型コロナウイルス対策用マスクの紹介>、<深川芸姑・たづ沙(欧州10カ国で公演実績)の特別出演>、田之頭稔講師(「薩摩士魂の会」理事)『西郷南洲と士魂』、渋谷祐講師(エナジー・ジオポリティクス 代表)と浜地道雄講師(EF 顧問)『中東情勢の現状』と盛りだくさんであった。
ここでは、「メディカルインテリジェンス」情報として、新型コロナウイルス騒動について語った浜田和幸講師と「ビジネスインテリジェンス」情報として、中東情勢の現状について語った渋谷裕講師と浜地道雄講師の話を中心にご報告させていただきたい。
世界で死者は1,000万人とも、1億人とも予言・予測されている
浜田和幸氏は国際政治経済学者・国際未来科学研究所所長、元参議院議員で総務大臣政務官・外務大臣政務官を歴任した。浜田氏は今国民が最も関心のある新型コロナウイルス騒動について次のように述べた。
昨日ビル・ゲイツ氏はブログで「今回の新型コロナウイルスは前代未聞の猛スピードで感染範囲が拡大、世界で1,000万人の人が命を失う」と予言しています。また、WHOの顧問であるイラ・ロンギニ氏(米フロリダ大学「生物統計学」教授)が「世界の人口の60%(約50億人)が感染するかもしれない」と予測している事実を挙げ、50億人に感染した場合の死者は1億人に上ると続けた。
『フォーチュン500』に入る280社が武漢に拠点を置いています
「なぜ武漢で発生したのか」については意味があります。武漢は「中国のシカゴ」と言われ中国経済が最も活性化している都市です。『フォーチュン500』に入る280社が武漢に拠点を置き、年間2,200億ドル(約24兆円)の世界経済を支えています。また、今話題の次世代通信網である5Gの基地局が中国で最も多く設置されている場所でもあります。武漢は、歴史的に、文化的に、経済的に、技術的に、そして戦略的にも最重要の場所なのです。
(つづく)
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