6号機時代の覇者、大都技研
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パチンコ・スロットメーカー界のトップクリエイター、(株)大都技研(以下、大都)。同社は、2019年3月期決算で売上高385億8,200万円、当期純利益80億3,300万円を計上し、前期比でそれぞれ127億700万円、35億4,500万円の減収減益となった。とはいえ、同期時点の自己資本比率は89.67%と、財務基盤は堅牢だ。
遊技ファンのなかには、この減収減益という結果に「ちょっと待て」と思う人も少なからずいるのではないか。19年、大都はスロット6号機時代を象徴する高純増機「Re:ゼロから始める異世界生活(以下、Re:ゼロ)」を市場投入しており、ホールへの導入台数は累計約8万台におよぶ。販売価格を1台45万円と仮定した場合、単純計算で大都はRe:ゼロだけで約360億円を売り上げたことになる。ただし、19年3月の販売開始当初の導入台数は約8,000台。Re:ゼロによる売上の大半(300億円超)は、20年3月期の業績に反映されるものと考えらえる。
初導入から1年が経過した今も、全国のパチンコホールで絶賛稼働中のRe:ゼロ。現状、スロット6号機で最も売れた台でもある。思えば、18年10月に、業界の先陣を切って6号機「HEY!鏡」を市場に投入したのも大都だ。20年現在において、6号機時代の覇者が大都であることは間違いない。
遊技ファンの間で依然評価が割れる6号機だが、大都の代名詞でもある「番長シリーズ」最新作、スロット「押忍!サラリーマン番長2(4月導入予定)」が、6号機も面白いと感じさせてくれることを期待したい。
【代 源太朗】
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