2024年12月22日( 日 )

福岡県古賀市、小中学校の新年度再開をいちはやく決定

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古賀市長 田辺 一城 氏
古賀市長 田辺 一城 氏

 19日、新型コロナ感染症対策で政府の専門家会議の見解が公表されたことを受け、古賀市は新年度から小中学校を再開すること、および今年度の修了式を3月24日に実施することを決定した。いずれも国が示す感染リスクが高くなる3つの条件を踏まえた感染拡大防止策を講じることを前提とする。

 古賀市は事態の長期化を想定して、感染拡大防止策を講じながら、社会・経済活動との調和を図ることを基本認識とし、今後、同市において感染者が出るなど、状況の変化によっては、対応を変更する構えだ。また、同市では休館していた市立図書館を再開するほか、「公が自由を過度に制限しないことは重要である」との考えから花見の一律自粛要請も行わない。

 今回の決定に関して田辺一城・古賀市長は「現場の実感として、小・中学生にこれ以上長期の休みを続けて育ちと学びに必要な規律がないままにしておくことのリスクを勘案して、換気の実施や密集を避けるなどの必要な感染拡大防止策を講じながら学校を再開することが、現段階で妥当である」と判断。

 20日には安部首相が小中高校などの再開指針の作成を文部科学省に指示したが、その前日の段階で一地方自治体が独自の判断で、いちはやく意思決定を行った意義は大きい。

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