2024年11月26日( 火 )

【政界インサイダー情報】"号外"長崎IRハウステンボス、容赦ない弱者派遣切り

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 ハウステンボス閉鎖中の出来事が、2日のNHK報道で明らかになりました。筆者は突然のこの仕打ちに強い憤りを覚えています。それは何の前触れもなく"弱者数十名の派遣切り"を実行したのです。さらに、切った後のNHKのインタビューに「今後の保証は現在考慮中」などと答えています。これは本末転倒!切る前に保証の話をすべきです。

 この新型コロナウイルス拡散問題。全国あちこちで、弱者に対して非常に辛い同様の事例が発生しています。政権、政府だけの責任ではありません!

 個々の企業経営者が自ら愛情をもって、やむを得ず“泣いて馬謖を斬る”のが原則です。HISグループらしい冷たい仕打ちです!大変悲しい、低次元の経営者と企業だらけのこの国の現状です。

 長崎IRの長崎行政も当該地の佐世保行政も、超安定志向で“親方日の丸“の彼らには弱者の痛みなどはわからないのです。この大変お粗末な結果を見過ごしているわけで、もうこれはIRをやる資格などない言語道断の事態です。
 IR促進の最大の目的は、多大な経済効果とたくさんの人々を新たに雇用する効果です。その建設予定地がハウステンボスで、その再生も兼ねているわけです。各関係者の皆さまは理解されているのでしょうか?

 昨日、「税金の無駄遣いはせず」と言ったばかりなのに、その候補地でこんなことが、このタイミングで起こるなど、言い様がないですね!
 長崎県民はこれをどう思いますか?その答えは、誰が考えても明確です。

 IR候補地にあるハウステンボス。閉鎖中だからこそ、当該地だからこそ、こんなことが起こらないように(最悪、やむを得ない場合も想定して)、気を配って神経質に対処しておくべきことです。
 I R関係者すべてが、いかに愛情や情熱もなく、単純に誘致活動を行っているかが今回露呈しました。

 このようなパフォーマンスだけの政治家や行政関係者が、多額な税金の無駄遣いをしているにもかかわらずですよ。長崎の皆さま、これは強く糾弾すべきです!
 また、長崎新聞以下の地元マスコミも何を考え、このI R報道をしているのか?こんなことにも気がつかないようでは、誘致目的など一切理解しているはずもありません。

 政府が推進している"IRカジノを含む統合型リゾート"に賛否両論はあるものの、この問題は舐めきった無神経な突然の“弱者派遣切り”だと断言します。

 もう、すでに手遅れとなりましたが、切られた派遣社員に最大限の保証があることを心から祈り、突然の号外でのご報告です。弱者を泣かせる長崎IR関係者に、これをやる資格は一切ありません。すべて本末転倒です!

【青木 義彦】

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