2024年09月18日( 水 )

天神から、久留米の情報発信 ウィークリーQアジアの玄関口~地方からグローバルに向けて~

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TOQさくらコンサルティング(株) 会長
平塚 正行 氏

 4月6日(月)午前10時半から、「久留米愛」にあふれた番組がコミュニティラジオ天神でスタートした。この番組は、コミュニティラジオ天神の枠内だけではなく、YouTube、HP、SNSでも情報発信をしていくことにしている。仕掛け人は、久留米のTOQさくらコンサルティング(株)会長の平塚正行氏だ。
 番組のメインコメンテーターは、福岡大学経済学部の山崎好裕教授、コメンテーターとして九州観光推進機構副センター長・若林宗男氏。MCは「(株)つなっぐっと」の山崎那津子氏の合計3名。ゲストとして毎回、久留米や県南地区の経営者が登場する。
 取材日は、第3回目の収録直後。この日のゲストは、(株)於保商店代表(一般的には、モヒカンらーめん味壱屋店主と言う方がわかりやすい)於保貴久氏。

九州観光推進機構 副センター長
若林 宗男 氏

 この番組の始まりは、山崎教授が3年前から月に1回久留米で行っている(土曜日の午前中に開催※不定期)「山崎塾」での勉強会がきっかけだ。山崎塾では、教授の専門である理論経済学を基礎とした、最近の経済の話題から、経営の話題、そして地域活性化の問題など幅広くディスカッションを行っている。今でも勉強会は行われているが、勉強会を勉強会だけで終わらせてしまうのはもったいない、という参加者の声がきっかけで「ウィークリーQ」がスタートすることとなった。久留米市内での情報発信も検討したが、より自由に発言できる、また、天神から久留米の情報を発信するという面白さにも合致するコミュニティラジオ天神を選んだ。

 実際にスタートしてみると思ったよりアクセス数が伸び悩んでいるという。それでも、平塚氏は情報発信の手ごたえを、確実に感じている。アクセス数は少ないものの、内容を肯定的にとらえてくれるリスナーが実際にいるからだ。「話している話題は、久留米や、福岡の話題が中心なのですが、地名を自分の住んでいる場所の名前にすることで、まったく同じ問題としてとらえることができます。」という内容のコメントが他県のリスナーから来ている。
 また、このコミュニティラジオ天神で、この時間に一堂に集まって話をすることで、ゲスト自体が自身を再発見したり、情報を整理し、次のビジネス展開へと結びつけることができるという一面を持つ番組でもある。山崎教授は、この番組のことを「ゲストが幸せになってもらう番組」と表現している。

(株)つなっぐっと 山崎 那津子 氏、福岡大学経済学部 山崎 好裕 教授

 久留米を中心とした、県南地区は福岡都市圏に比べ情報発信の量も、質も比較にならないほど少ないのが現状だが、県南地区を元気にしたいという「山崎塾生」の思いがつまった番組だ。地元の人が地元の価値に気づかないことも少なくない。この番組には「地元の『気づき』のきっかけとなってほしい」との思いが込められている。
 最後に、MCに初挑戦中の山崎那津子氏に番組がスタートしての感想と、今後の抱負を聞いてみた。
 「楽しいのは、本当に楽しいです。会話の一つ一つが本当に勉強になります。生まれたばかりの番組と一緒に自分も成長していきたいです。」
 山崎教授はこれに対し、「1年後に私たちがたじたじとなるツッコミを期待しています」と語る。彼女の成長にも期待したい。

<番組概要>
番組名称:ウィークリーQアジアの玄関口~地方からグローバルに向けて~ 
放送時間:毎週月曜 午前10:30~午前10:55
放送局:コミュニティラジオ天神(通称:COMI×TEN FM77.7MHz)

TOQさくらコンサルティング(株) 
住所:久留米市中央町33-6東久保険第一ビル7F
保険コンサルティング事業部 電話:0942-38-7480
   インターネット事業部 電話:0942-38-7550

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