30日、福岡市は福岡城天守台の測量調査を始めた。測量調査はドローンによって行われ、上空から撮影した天守台全体の画像を基にオルソ画像※の平面図を作成する。また、3次元測量により3次元モデルも生成される予定となっている。平面測量図の作成後に、発掘調査を行う予定で、調査結果は年度内にまとめられる見込みだ。
※オルソ画像とは、ドローンなどによって上空から撮影された画像について、地形の起伏やカメラの傾きによって生じる幾何的な歪みをオルソ補正によって修正し、全地点を真上から見た立体感のない平面図として表現した画像のこと。
発掘調査はおよそ半年という簡易的なものであり、下記の既出記事で紹介した大和郡山城、唐津城のように大掛かりなものではないものの、今後の本格的な調査につながるような何らかの発見があるのか、結果が待たれる。
『福岡城天守台発掘調査を文化庁が許可~他城の発掘例、大和郡山城、唐津城』
【寺村朋輝】
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