アビスパ、決め手欠き無得点で引き分け 湘南0-0福岡
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サッカーJ1リーグ・アビスパ福岡は29日、アウェーのレモンガススタジアム平塚で湘南ベルマーレと第13節の試合を行った。
前節のファジアーノ岡山戦では、残り時間わずかで同点弾を喫して勝ちを逃したアビスパ。勝ち点1こそ積み上げたものの、今ひとつすっきりしない試合となった。対する湘南はここまで5勝5敗2引き分けの12位。前節はFC町田ゼルビアを相手に後半アディショナルタイムの劇的ゴールで勝利をもぎ取った。奇しくも、前節にアディショナルタイムがゲームを左右した両チームが顔を合わせる一戦となった。
試合は前半と後半でまったく色合いが変わるゲームとなった。まず前半は、アビスパ福岡のターンで、アビスパが圧倒的な攻勢を続ける。FWウェリントン、この試合は前線に入ったMF見木友哉、MF岩崎悠人らが次々とチャンスを迎えてシュートを放つが、湘南DF鈴木淳之介、GK上福元直人らの堅守に阻まれてゴールを割ることはできない。
後半開始から、湘南の山口智監督が交代カードを切る。後半からピッチに立ったFW鈴木章斗とMF小野瀬康介は、それぞれの持ち味を生かして躍動。湘南が一気にペースを握る。56分にはFW鈴木が右サイドから切り込み、強烈なシュートを放つが、これは枠を捉えられず。66分、左サイドに攻め込んでいたアビスパのバックパスをFW鈴木が奪おうと走りこむが、これはこの日リーグ戦初先発のGK永石拓海が判断のいい飛び出しでクリアしてカウンターを許さない。
79分には右サイドを突破したMF小野瀬がペナルティエリア内に速いクロスを送るが、これはGK永石がセーブ。畳みかけるように湘南DF畑大雅が撃ち込んだ強烈なシュートは、DF前嶋洋太がブロックしてゴールを許さない。
試合はお互い無得点のまま終了。アビスパは17本のシュートを放ちながら無得点と、攻勢を保ちながらも決定力に課題を残す一戦となった。FWウェリントン、FWシャハブ・ザヘディを完封した湘南DF鈴木、試合出場の機会が限られるなか、気迫あふれる守備を見せたGK永石と、両チームの守備陣の奮闘が光る一戦となった。
ゴールデンウイークの連戦、そして徐々に暑さが厳しくなる気候と、選手たちにとっては難しいゲームが続く。次節広島戦(アウェー・5月3日)、続く鹿島戦(ホーム・5月6日)と、力のある対戦相手が続くが、ここで勝ち点を積み重ねていきたい。リーグ戦6位以上、カップ戦タイトル獲得という目標をはたすには、この試練に耐え抜かなければならない。
【深水央】
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