2024年11月22日( 金 )

台湾が福岡県、福岡県医師会、九大病院にマスクなど支援物資を寄贈

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小川知事、鬼木議員、陳総領事

 台湾が福岡県、福岡県医師会、九州大学病院(福岡市東区)にマスクなど支援物資を寄贈した。5月16日に県医師会、九州大学、18日に福岡県との間でそれぞれ支援物資の贈呈式が行われた。台湾は九州・沖縄の各県、福岡県医師会、九大病院に各1万枚ずつ寄贈するほか、医師会に体温計150個、九大病院にアイガード500個を寄贈する。

 贈呈式には福岡県知事の小川洋氏、福岡県医師会会長・松田峻一良氏、九州大学病院院長・赤司浩一氏がそれぞれ出席し、挨拶をのべた。各人は、医療現場におけるマスクなどの不足は現在では改善されたものの、困難な状況を経験しており、今後も新型コロナウイルスとの戦いは続くことから、非常に感謝していると述べた。今回の贈呈に携わった衆議院議員・鬼木誠氏、台北経済文化交流弁事処総領事・陳忠正氏、台湾政府僑務委員・海澤州氏、西日本台湾学友会会長・庄野庸雄氏などが出席した。

鬼木議員、陳総領事、松田医師会会長
鬼木議員、陳総領事、赤司九大病院長

 今回の台湾からのマスクの贈呈は、鬼木議員が4月15、16日に自身のフェイスブックに、医療機関でマスクなどが不足していることおよび福岡県庁がマスク班を立ち上げたことを書き込んだことがきっかけとなった。陳総領事の夫人がその書き込みを見て総領事に支援を提案し、総領事が鬼木議員、台湾外交部と連絡を取り、外交部としてマスクなど支援物資を日本に送ることを働きかけたようだ。

 台湾は今回、計10万枚のマスクを九州地域に寄贈するほか、日本全国で計約80万枚寄贈するという。台湾では1日当たり1,800万枚のマスクを生産しており、先月にも日本にマスクを寄贈している。

【茅野 雅弘】

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