2024年11月05日( 火 )

福岡で人気のお弁当をドライブスルーで提供~医療施設への寄付も

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 福岡の外食、食品販売企業の有志で構成する「ドライブスルーふくおか実行委員会」が、5月30~31日、お弁当の提供サービス「ドライブスルーふくおか in PayPayドーム」を開催した。

 「ドライブスルーふくおか」とは、お弁当を事前にスマートフォンで予約・決済し、車から降りることなく窓を開けて受け取れるサービス。新型コロナウイルス感染拡大により、壊滅的な影響を受けている飲食店と、感染症対策で疲弊している医療従事者の支援を目的としている。

 運営は福岡JCや弁当を提供する外食店舗、食品物販企業のスタッフが、ボランティアの協力のもと行っている。中村学園大学で5月5日に開催した第1弾を皮切りに5回目の開催となった今回は、飲食店27店舗、物販店6店舗の計33店舗が参加。多い日には約2,000食が完売したという。事前予約なしでも当日購入が可能ということで、販売開始時間の午前10時30分前から購入者が来場。受け渡し場所を3カ所用意していたが、またたく間に車の行列ができるなど、盛況だった。

 同委員会会長・竹下啓介氏((株)クックチャムプラスシー・代表取締役)は、「多くの飲食店や企業・団体に支援・賛同いただき、実現することができた。宣伝費などの経費をかけず、SNSによる告知だけで多くの方に購入していただき、中には毎回行われるごとに購入していただいた方もいた」と話す。

 医療関連の支援活動では、5月21日に収益金の一部を食材費にあて、日々の診察のほか新型コロナウイルス感染者の治療に携わる医療従事者を支援しようと、感染症指定病院の福岡赤十字病院(福岡市南区)に弁当218食を無償提供した。このほか10カ所の医療施設にも提供している。

 同イベントは今回でいったん終了となるが、今後については、「県内外から開催してほしいとオファーがきているので、今後検討する」としている。

関連キーワード

関連記事