【縄文道通信第34号】縄文道検定―天職ガイド 縄文道―武士道―未来道(後)
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(一社)縄文道研究所
NetIBNewsでは、(一社)縄文道研究所の「縄文道通信」を掲載していく。
今回は第34号の記事を紹介。
パラダイムシフトで職業感の変革が求められる
この大変革の波のなかで、この数カ月で発生した世界的なCORONA蔓延―パンデミックで、リモートワークが一挙に進み、仕事の仕方も大きく変わってきている。上記のような人類は近代史で経験したことのないようなパラダイムシフトの真っ只中に突入し、職業そのものの根本的見直しが迫られている。日本の人材市場も、この大きなパラダイムシフトのなかで、根本的な職業感の変革が求められている。これこそ、筆者が主張する転職から天職への職業感の見直しである。
冒頭で述べた日本の約90%を占めるサラリーマンが、個々人の、真の天職を問われる時代の到来である。従って、今後は人材紹介者=天職ガイドは欧米社会のようにもっとも重要な職業になるであろう。
縄文道-天職ガイドはこのパラダイムシフトのなかでの指針でもある。冒頭で挙げたプロフェッショナルの職業感は多くのサラリーマン社会のなかでのプロフェッショナル化に役立つ。以下天職への12か条を述べたい。これらは過去20年間、筆者が著した以下3冊の書籍と約150回以上の大学、企業、協会((一社)日本人材紹介事業協会で15年間教育研修委員長を務める)での講演での主張でもある。
・『能力Qセルフプロデュース』(めいけい出版、2002年)
・『超・競争社会を勝ち抜く「能力Q」開発法』(みずほ総合研究所、2005年)
・『グローバル人財養成塾』(生産性出版、2012年)天職への道標12か条:
・好、楽、得 好きなことを、楽しく、得意になる ―3基礎条件
・志、情熱、信念 ― 3達成条件
・努力、精進、修養 ― 3実現条件
・縁(人との出会い) タイミング、運勢 ―― 3不可知論条件天職志向が日本再生につながる
今後、多くのサラリーマンはリモートワーク、多様な働き方、複数の仕事ができる環境になるであろう。今、まさに到来しつつあるが、上記12か条は必ず参考になる天職指針になろう。日本の転職市場が適材適所主義に変わり、各人が天職志向になり人財の全体最適配置が可能になれば、結果として日本再生につながると確信する。
最後に筆者が人材紹介業界でもっとも影響を受け薫陶を受けた、東京エグゼクティブ・サーチ(株)会長の江島 優氏の以下の言葉を紹介したい。江島会長は日本の人材紹介業で唯一叙勲を受け、日本人材紹介事業協会の創始者で名誉会長でもある。氏曰く「人も企業も、必ず表、裏、縦、横 斜めから、常に多面的、多角的に観察せよ」。今でも座右の銘である。
(了)
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