2024年12月26日( 木 )

【取材メモ】菅官房長官を直撃 無派閥議員から総裁選出馬要請

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菅氏勝利なら「石破潰しの談合総理」

昨31日、自民党無派閥議員が菅義偉官房長官に出馬要請

自民党無派閥議員が菅義偉官房長官に出馬要請

 ――党員投票について話は出なかったのか。このままだと、「石破潰しの〈談合総理〉」と呼ばれかねない。

 無派閥議員代表 ありません。

 ――「党員投票をすべきだ」ということはまったく言わなかった?

 無派閥議員代表 (菅官房長官は)まだ候補者でもないので、我々にとっては総裁選に出てほしい、出馬をしてほしいというのが一番のことで、そのお話を我々はさせていただいた。

 ――せっかく出るのであれば、正統性がないと傷がつく。そのへんの懸念はまったく持たないのか。

党員投票を求める申し入れ書
​​​​​▲クリックで拡大(PDF)

 無派閥議員代表 我々は、総裁選に出馬をしていただきたいという思いを伝えたということです。

 ――無派閥ならば、主要派閥の動向だけで決めるのではなく党員投票を求める方が筋が通っているのでは。小林(史明)青年局長など署名を集めて申し入れをする動きもある。

 無派閥議員 考え方が違うので、派閥グループのように「こういう方針だ」とやっているわけではありませんので、もし、ご関心があればおのおのが。

 別の無派閥議員 党員投票でやるというのは絶対に良いことだと思います。それは理想だと思います。ただ、こういう状況のなかで政治日程など、いろいろなものがある。そういうものを勘案するなかで、党で決められると思います。

30日午後6時すぎ、衆院第二議員会館。無派閥議員から総裁選出馬要請を受けた後、議員会館の部屋を出てエレベーターに向かう菅官房長官。

 ――党員投票をやらないのか。「談合総理」と言われるのでは。(総裁選で石破茂・元防衛大臣と)正々堂々と戦った方がいいのではないですか。(総裁としての)正統性がつくのではないですか。

 菅官房長官 (無言のまま、エレベーターに乗り込む)

議員会館の部屋を出てエレベーターに向かう菅官房長官

【特別取材班】

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