【安倍首相辞任(7)】二階氏の高笑い
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しかし、儚いものよ
昔の自民党には二階氏程度の政治能力をもった政治家はごまんといた。ところが現在は皆無。「安倍首相が辞任するのか!!これは絶好のチャンスだ」と二階氏は小躍りした。まず電光石火の早業で「二階派は菅氏を支援する」と意思表明をして流れを築いた。二階氏は日頃から派閥を超えて、各派閥の要人たちと深い絆を結び、関係を深めてきた。
表現を変えていうと、いわば隠れ二階派を組織していたのである。麻生派、細田派内の隠れ二階派の面々が「菅氏擁立」を画策して動いた。その結果が大勢を決めた!二階氏の高笑いが聞こえてくる。
二階氏は石破氏対策として自民党の党員投票実施を抑え込んだ。菅氏が敗北するという予想を懸念したのである。それゆえにこそ昔からある手法、すなわち「非常事態に政治空白をつくってはいけない」という大義名分を立てて党員投票を封じた。
しかし、あまりにも時代錯誤ではないか!!「開かれた自民党」につくり変えた方が身のためと思う――自民党の若手議員たちも「悪しき古い体質を一掃しよう」と声を挙げ行動を起こすであろう。
全国の熱心な自民党員からも「このような陳腐な党組織を打ち壊そう」という動きが強まっていくであろう。二階氏の高笑いも儚い感じがする。
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