台風10号の最大瞬間風速、時速に換算すると
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構造設計一級建築士 仲盛 昭二 氏
気象庁は、台風10号の瞬間最大風速が本日正午には75mに達すると発表しています。この風速に4をかけて、1割を引くと時速換算することができます。例えば、風速75mは、75×4=300。そこから1割引くと(300-30=270)。時速換算で270km/秒です。基本的に報道されている数値と一致しています。
これは新幹線の窓から顔を出して受ける風圧と同等で、体感的には、ものすごい風圧です。
設計基準で、細かな事など規定しても、何の役にも立ちません。根っこから吹き飛ばされてしまうのです。
各規準が有効に機能するためには、「吹き飛ばされない」というのが原則です。えらそうなことは言えませんが、企業の運営もこれと同じ原則ではないでしょうか。
ちなみに、風防の無いオートバイで、時速100km以上の速度をだすと体と、ハンドルを持つ腕の力が耐えられません。
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