【安倍首相辞任（10・最終）】米中戦争勃発、火中の栗をどう拾うか！！菅新政権

　菅新政権が誕生することを、誰もが確信しているであろう。まずは米中戦争にどのように対応するのかという課題に対して、菅新首相のリーダーシップが問われるだろう。米中戦争は、新型コロナ感染拡大の非常事態とは比べものにならないほどに重要な問題である。

　河野防衛大臣の「中国の横暴ぶりは目に余る」という主旨の発言に注目が集まっている。どの国に対してもケンカを売る習近平国家主席の姿勢に対して、多くの国が反発するのは当然である。これまでの中国の指導者は強力な戦略の裏付けをもって他国とケンカしてきたという印象が見られたが、習近平国家主席は戦略面で極めて甘いという印象を与えている。

　米中戦争の相手国である米国大統領のトランプ氏は「選挙に勝つためには手段を選ばない」（戦争を仕掛けすることも躊躇しない）人物だ。戦争の危機について「米国の強力な包囲網に押されている中国が、10月20日までに先手必勝のつもりで攻撃を仕掛けてくる」とささやかれている。日本側も米軍と連携を取りつつ、準備を進めているという。菅新政権は「安倍首相路線を継承する」と公約に掲げているが、米中戦争になった際には菅新首相に「安倍首相のようにプレッシャーに負けないでください」と訴えたいものだ！

（了）