2024年12月23日( 月 )

【書評】岡田勢聿の『自立論』~自らのチカラで生き抜く思考法

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 青少年の自立支援を行う(一社)自立研究会は、コロナ禍で安定雇用の崩壊が深刻化するなか、いかにして自らのチカラで生き抜くのかということを主題にして、実業家・岡田勢聿氏の思考法を編集した書籍『自立論』を発行した。他人から支配されずに、自らのチカラで生き抜くことを「自立」とする本書では、大成功を目指すのではなく、自分のペースを守って物事をやり遂げ、誰からも牛耳られず「負けない」ことをテーマとしている。

 コロナ禍で雇用はが急速に縮小している。倒産や失業などの憂き目にあった場合は、まずはできることをやって生計を立てることを優先する。そして、その状況にも負けずに目標をもち、その目標に向かって3年、5年、7年と、より具体的な設計図をもって生きていくことが何よりも大事であると説く。人生最悪の状態を耐え凌ぎ、いかに思考して目標を達成するのか。青少年の自立支援という枠を超えて、サラリーマンや経営者など、現代に生きる多くの人に届く言葉がそこにはある。

 いわゆる可能思考の成功本と異なる点は、その徹底した現実主義であろう。本人の能力には、そもそもできること、できないことがある。だからこそ、周りを見渡してできそうなことを、とりあえずやってみる。あまり過大な目標を立ててはいけない。できそうな目標に向かって一歩ずつ、具体的に、リアルに物事を進めていく。そうすれば他人に雇ってもらったり、評価されたりする自分ではなくなり、自立に至るという。

 人間の本質は離合集散と保身である。それならば、自分で自分を助けるしかなく、あなたを褒めてくれる人はあなた以外にはいないという現実を直視するしかない。だからこそ、負けず、折れず、途中で挫けず、やり続けるということが大事であるという『自立論』は、コロナ禍で不安が増大する社会に向けた現代の処方箋である。

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