【緊急浄財のお願い】カンボジア地雷原の中学校増築資金を募る～（一財）カンボジア地雷撤去キャンペーン（CMC）

　（一財）カンボジア地雷撤去キャンペーン（CMC）はこれまで23年間、カンボジアで地雷撤去支援、地雷原への学校建設および地雷原の土地有効活用、義足センター支援、周辺地区インフラ整備を行ってきた。

　CMCは、2008年にバンテイアイミエンチェイ州コーントライ村内地雷原に「CMCコーントライ夢中学校」を建設した。同校建設により、同村内における中学校就学率を3.9％（当時）から大幅に上昇させ、都市部との教育格差の改善に多大な貢献を行った。

　同校では現在、約200名の生徒が学んでいる一方、同校建設から12年が経過し、生徒数が年々増加しているため、生徒全員が平等に授業を受けることが困難になってきた。2名用の席に、3〜4名の生徒が座るような状況下にある。さらに今後は、同校通学圏内の3つの小学校から生徒を受け入れるため、教室を増設することが急務となっている。総事業費は750万円である。

　CMCはこれまで国内の地雷撤去啓蒙のイベント開催などにより、資金を確保してきたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、イベントが1度も開催できておらず、資金調達が厳しい状況にある。そこでCMC理事長・大谷賢二氏は、同校の増設資金の確保のためのクラウドファンディング（CF）を立ち上げた。

　大谷氏は「厳しい状況であるなか、コーントライ夢中学校で、みんなが授業を受けられる環境をぜひとも提供したいという一心です。国の宝である彼女、彼らの将来のために教室の増設を実現させたいと考えています。我々の理念にご賛同、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます」と、今回のCFへの挑戦について語る。

　同校の教室増設のクラウドファンディングの詳細は下記の通り。

＜資金使途（総額）＞
（1）校舎材料費・建設費：670万円
（2）机・椅子・照明・ファン費：72万円
（3）制服（180名分）：9万2,500円
（4）ノート・ボールペン（400名分）：8万8,000円

＜建設スケジュール＞
着工：21年1月予定
落成：21年5月予定

＜CFでの目標金額＞
400万円

＜募集期間＞
10月20日まで

＜詳細＞
3,000円からお願いしている。
5万円以上の支援は、同校新校舎に支援者の名前（ローマ字）が掲載される。

　「カンボジア地雷原の子どもに教育の機会を！校舎増築プロジェクト」、もしくは記事内QRコード（レディーフォーのサイト）へアクセスし、CMCの大谷賢二理事長のメッセージをご一読後、温かな支援を！

【河原　清明】