『脊振の自然に魅せられて』レスキューポイント設置に向けて(2)
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全国のレスキューポイント調査
全国のレスキューポイントをインターネットで調べると、「愛知県豊橋市の中消防署がタブレットを用いて地図上にレスキューポイントを表示し、人命救助に役立った」という主旨の新聞記事が検索画面のトップに出た。
2019年9月、三重県四日市に住む孫娘(小学4年生)の運動会の応援に行くのに合わせて、豊橋市の中消防署を訪ねることにした。中消防署の担当者に「脊振山系にレスキューポイントを立てる計画をしています。レスキューポイント設置のノウハウを教えてください」と事前に電話をして、活動資料を郵送した。
筆者は19年9月20日に豊橋駅からタクシーで中消防署に向かった。浜名湖に近い静かな街であった。中消防署の担当者 Sは国土地理院の地図にポイントをプロットできることなど、ノウハウを丁寧に説明してくれた。帰りのタクシーの待ちの時間には、大型レスキュー車両の見学をさせてもらった。
白鳥山へ行ったときに見かけた熊本県五家荘のレスキューポイントの表示板は、泉・五家荘登山道整備プロジェクトが設置したとわかった。八代消防署にその窓口がある。同プロジェクトリーダーOに電話すると、「ドコモの携帯で山と市街地で電波が相互受信できる地点を調査し、ポイントと思われる地点に設置した」とのことであった。
ドコモへのアプローチ
ドコモの携帯電話受信調査について窓口と思われる部署に電話したが、社内規定であるのかありきたりの回答しか返ってこず、教えてもらえなかった。
そこで毎年「夏山フェスタin福岡」が開催されていることを思い出し、夏山フェスタの幹事であり、懇意にしている登山ショップの U社長に電話を入れ、夏山フェスタのイベント企画会社を教えてもらった。
すぐに企画会社に電話して、趣旨を話しドコモの窓口を教えて欲しいと伝えると、「私のほからドコモへ電話を入れますから」と返事があり、後日、NTTドコモ九州支社(以下、ドコモ)から電話をもらった。
ようやく窓口がわかったのだが、筆者がドコモ本社の窓口に電話したことがすでに知られており、「なんという不躾なやつだろう」と思われたに違いない。
レスキューポイント設置は早良区役所と協働である。
昨年12月19日に早良区役所企画課の K係長、同職員T、脊振の自然を愛する会の副代表 Tをともなってドコモ舞鶴ビルを訪問した。広い会議室に通されるとドコモの関係者6人(ネットワーク部、エリア品質部)が席に座っていた。筆者が計画を述べ、早良区役所が早良区南部地域の活性化事業の一貫で行っていると伝えた。すると後日、ドコモからメールで「議事録」が届いた。資料はパスワード付きであった。
(つづく)
2020年10月12日
脊振の自然を愛する会
代表 池田友行関連キーワード
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