2024年12月23日( 月 )

虫けらよ!!オサラバ!!(2)~ITは仮想世界か現実か不明 フェイクが横行(1)

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フェイクニュースの恐ろしさを知る

 1月11日は奇妙な、いや貴重な1日であった。

 (1)フェイクニュースの氾濫でこれだけの連中が信じ込んで動くのか
 (2)ネットの虚構の世界で己の思いを実現できる快感を抱ける世界なのだから始末が悪い
 (3)こんな奴らが都合の良いニュースだけをまき散らせば世界中に一瞬に広がる
 (4)悪辣なシナリオに乗じさせられてクーデターまで起こせる時代がやってきた
 (5)SNSやYouTubeを野放しのままでよいのか、根源的なテーマも突きけられている
 (6)敵をつくる、分断させるトランプ大統領。時代が生んだあだ花だが、彼自身がすでに時代に取り残された

 ――など考えさせられた1日だった。

「ペロシ下院議長が逮捕」情報が駆けめぐる

 11日の午前中に、友人Aからこんな電話が入った。
 「信じられないのだが、米情報機関幹部にコネのある友人Y(20年前からアメリカで暮らしている)から、『ナンシー・ペロシ下院議長が軍に拘束された。次にバイデン、オバマ、クリントンと歴代の民主党所属の大統領がすべて逮捕される。1月20日にはトランプがまた大統領に復帰する』と言ってきた。まったくわけがわからない」。

 筆者は、「それはクーデターではないか! 大統領選挙の結果をひっくり返して権力を握れるなんて信じられないよ。ありえない」と反論すると、友人は「俺もそう思う」と声を落として電話を切った。友人は一時、アメリカ民主主義の信奉者であったからショックが大きいのだろう。

 Yの話は次のように続く。

 (1)ブッシュ元大統領も逮捕される
 (2)このクーデター首謀者の1人はケネディ元大統領の子どもであり、飛行機墜落事故で死亡となっていたが、実は生きていた
 (3)バチカン、パキスタンも襲われた(サーバー攻撃による停電を指すという)
 (4)ペロシ下院議長室に侵入した米軍情報特情報部隊がPCを押収して調べたら国家転覆罪に該当する証拠が山積みであった

 ……とか。

 このYは、長州藩明治維新最高功労者の5代目。昨年8月末には次のような話もあった。もちろんこの話は友人A経由のものである。

 「Yからの話だ。極東情報最高責任者から安倍首相に最高情報の提供があった。10月15日までに中国が日本の米軍基地へミサイルを撃ち込んでくる。米は対抗して強力な反撃をする」。

米中戦争の予告通達?

 あとは尾ひれ話。まずはどの基地に打ち込まれるか。さすがに沖縄には撃ち込まれないだろう。あるとすれば岩国かと意見が一致した。安倍氏が首相を投げ出したのは、この中国からのミサイル攻撃や米中戦争のプレシャーに耐えかねられなかったからであろうと推測した。

 安倍氏の首相投げ出しの理由をジャーナリストたちが勝手に分析していたが、その1つに安倍氏と米情報関係者との面談があったことを指摘していたのもあった。懇意にしている未来学者に真偽を投げてみたが、「面談があったらしい」という回答を得た。安倍氏が「米中戦争不可避」のプレシャーで首相ポストを投げしたかどうかは定かではないが、Yの情報がすべて信憑性に欠けるということでもないのだ。

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