五ケ山ダムが供用開始、防災や渇水対策に期待
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五ケ山ダムが本日から供用開始となった。五ケ山ダムの利水容量は、渇水対策容量を含む3,170万m3。12月22日に試験湛水を終えていた。福岡市関連の利水容量合計は、南畑ダムや背振ダムなど既存の8ダムを加え、合計で7,835万m3となる。
福岡県那珂川市と佐賀県吉野ヶ里町にまたがる五ケ山ダムは、洪水調整や取水の安定化、異常渇水の緊急補給などを目的に、1988年に建設事業が採択され、2003年度から用地取得を開始。04年度に水源地域整備計画が決定し、付替道路などを着工。12年6月からダム本体の工事に着手していた。
福岡都市圏へ水道用水を供給する福岡地区水道企業団は、供用開始を受け、次のようにコメントしている。
「長年にわたり実施してきた水源開発が完了し、水資源に恵まれない福岡都市圏において、筑後川水系・多々良川水系・海水淡水化施設に那珂川水系が水源として加わることとなり、水の安定供給に寄与するものと期待しております」。
【永上 隼人】
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