【東日本大震災から10年(1)】宮城県で津波を経験、九死に一生を得る
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ゼオライト(株) 常務取締役 松井 真二 氏
ゼオライト(株)の常務取締役・松井真二氏は2011年3月9日、フジパン仙台工場(宮城県岩沼市)の水処理プラントの設置を行うため、河村恭輔名誉会長(当時・会長)と河村勝美会長(当時・社長)らとともにフジパン(株)関係者への挨拶と竣工前のチェックのため現地に赴いていた。
恭輔・勝美両氏は11日、午前9時の飛行機で福岡へ戻ったが、同工場の責任者だった松井氏は引き続き現地に残り、プラントのチェックを行っていた。その最中の同日午後2時46分のことだった。松井氏がちょうど受水槽の上にいたころ、三陸沖を震源とした地震が発生。大きな揺れに襲われ、その後、津波を経験することとなった。
東日本大震災から10年、松井氏に当時の状況を語ってもらった。
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