2024年12月22日( 日 )

オーナーが安定的に収益を見込める物件を開発 入居率99.9%が、その実績を証明

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(株)ネスト

居住空間の質の高さで一線を画し 単なる資産運用物件を超える魅力を提供

現在発売中の「NESTPIA 東比恵駅前II」。
博多駅徒歩9分、東比恵徒歩4分の好アクセス

 99.9%の入居率(2020年8月7日現在)。この数字に(株)ネストのすべてが現れているようだ。同社ホームページに掲載されたネストピアシリーズの入居者率は、98%を下回ることがほとんどないという。

 同社は07年販売の「ネストピア大濠公園」を皮切りに、現在まで30棟におよぶマンションをつくってきた。福岡市内の、とくに利便性の高い場所にこだわって建てていることが大きな特色だ。その魅力で入居者を募り、そのうえで資産運用を考える顧客に提供する。入居率99.9%という実績が、物件オーナーに対してこのうえない魅力的に映ることはいうまでもない。

 単身者向けの1LDKを中心としているが、居住空間の質の高さでも他社と一線を画していることは注目に値するだろう。デザイン性はもちろんのこと、十分なスペースを確保することで余裕の収納スペース、大容量のウォークインクローゼットなどを設け、入居者の期待に応える。

 「新しく入居された方が半年を経たところでアンケートを実施しています。実際に住んでみて不便なことはないか、こうしてほしいという要望はないか。そんなことを忌憚なくうかがうアンケートです。当然、出てくる要望は実に細かくなります。『コンロ数を減らしてキッチンを広げて』『コンセントの位置を少し高く』『トイレットペーパーのホルダーは2つもいらない』など、とにかく多様な声が挙がってきますが、これを次の建設計画の重要な検討材料とします。そうした工夫を重ねることで、皆さまが満足できるマンションづくりに近づけていきます」と話すのは、代表取締役・新井氏だ。

 新井氏は長崎県対馬市の出身。漁師の家に生まれ、両親が懸命に働く姿を見て育ったという。高校を卒業すると故郷を後にし、日用品会社の福岡支店で働き始める。その後、不動産デベロッパーに勤めると先輩社員が立ち上げた会社でさらに経験を重ねたのち、独立。転機を迎えたのは事業立ち上げから8年を経たときだ。それまでの実績を認められ、金融機関から多額の融資の話が舞い込む。ちょうどリーマン・ショックと重なり、状況は決して楽観視できるものではなかったが、ここを見事に乗り越え、その2年後には本格的にデベロッパーとしての道を歩み始める。

培った経験を基に 売りっぱなしにしない

快適かつ開放的なオフィスは働きやすさはもちろん、
三密対策としても有効だ

 「今はずいぶんと変わりましたが、不動産についてはいわゆる売りっぱなしということも多い世界でした。それではダメだ、それではお客さまが安心して持ち続けられない。だから私はそんなことはしない。当社が手堅いと評価されるのは、経験を基に管理面を重要視しているからです」。

 その新井氏の言葉を裏付けるのが、「ネスト」の賃貸管理、関連企業の「(株)ネストルームサポート」による建物管理、合わせて「(株)ネストプランニング」によるオーナーや入居者へのさまざまな情報発信だ。オーナーの手を煩わせることなく、入居者の募集から選定、そして賃貸管理、資産価値維持のための建物管理、情報発信による細やかな関係づくりなど、ネストグループが総力を結集して支援していく。ネストで購入すれば安心して収益が得られるだけでなく、将来的な資産の有効活用までワンストップサービスを受けられるというものだ。

 余談になるが、新井氏は物件の管理状況を自らが抜き打ちで見て回るそうだ。「もし、傷んで至り何かの問題があれば、よほど大きな問題でない限り管理組合を通すことなく当社負担で修繕を施します。オーナーさまにもとくに知らせることはありません」。

 オーナーは関東や関西在住者が多いというが、何かの機会で自分の所有物件を見に来ることもあるだろう。思いのほか老朽化が進んでいないことを意外に感じているに違いない。そしてこれも少々意外な話だが、オーナーや入居者からお中元やお歳暮が届くという。「こんなにしっかり管理してくれてありがとう」ということだが、普通に考えればそこまでする人はほとんどいない。いかに同社の物件管理が微に入り細に入り行われているかがわかる。

人財の獲得に前傾姿勢で取り組む 教育によって花開かせ、華のある人に

社長の出身地である対馬市の、
小学生たちのバレー大会を支援して10年になる

 同社で働く社員たちが共通して認識する新井氏の強みは、意思決定が早く、それでいて石橋を叩いて渡るような慎重さを兼ね備えていることだという。良い土地があれば即座に手に入れて最善のプランを組み立てるが、決して販売戸数を追い求めることはしない。供給量は年間で3棟、約120〜150戸のペースだというが、オーナーが確実に収益を見込める物件を開発することにこだわれば当然そうなる。

 さて、投資マネーがあふれているといわれる昨今、そんな新井氏が前傾姿勢で取り組むことがある。それは新しい人財の獲得と教育だ。現在、社員の平均年齢は30歳と若いが、今後はさらに新卒者採用を迎え入れ、社員教育にもますます力を注いでいく構えだという。物件の魅力に間違いはない。そうであれば、投資を考えるオーナーたちと真剣に向き合い、商談を成立させることができるかどうかは社員の能力次第だ。「人柄は重要ですが人財は未知数、花開かせ華のある人に育てます」という新井氏の言葉も納得できる。

 20周年を迎えたばかりだが、これからの10年、20年先を見据えた姿が実に頼もしい。


<COMPANY INFORMATION>
代 表:新井 晋一
所在地:福岡市中央区警固1-15-6KH22ビル3F
設 立:1999年9月
資本金:1億円(グループ資本金1億4,000万円)
TEL:092-737-5223
URL:https://www.newnest.co.jp


<プロフィール>
新井 晋一
(にい しんいち)
1968年2月、長崎県対馬市に生まれる。県立対馬高等学校を卒業後、大阪の日用雑貨販売会社に就職し福岡支店で勤務。その後、ワンルームマンションの販売会社2社で営業を経験し、99年に(株)ネストを設立。同社代表取締役に就任し現在に至る。趣味は気の合った経営者仲間たちと愉しむゴルフ。

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