【スエズ座礁事故】博多港物流への影響は限定的 博多港ふ頭・中園代表
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エジプトのスエズ運河で3月23日に座礁して航路をふさいでいた大型コンテナ船は29日午後(現地時間)に離礁し、6日ぶりに運河の通航が再開された。座礁したコンテナ船は、愛媛県の正栄汽船が所有して台湾の会社が運航する「エバーギブン」で、全長約400m、全幅60mの超大型船。6日間にわたって航路がふさがれたことで世界の物流に大きな影響が出ている。
この事故につき、年間約2万5,500隻(20年実績)が入港する博多港を運営する博多港ふ頭(株)(福岡市東区)の中園政直代表は、博多港の物流への影響は限定的だとコメントした。
「現在、博多港における物流のほとんどが中国や韓国を相手方とするものなので、個別具体的な案件をすべて把握しているわけではありませんが、全体としては現段階でほとんど影響がありません。もっとも、中国や韓国のその先についてはスエズ運河航路と関係している可能性もあり、時間差を置いてなんらかの影響が出る可能性はあります。海上物流の今後の動向を注視している状況です」(中園代表)
【データ・マックス編集部】
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