コロナ拡大後に「自宅で食事を食べる回数」が増えた人は35.5%~農水省の調査
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農林水産省がこのほど公表した2020年度「食育に関する意識調査」結果から、新型コロナウイルス感染症の拡大前と変化した点について、「自宅で食事を食べる回数」の増加を挙げる人が全体の3分の1を占めることがわかった。
調査は昨年12月3日~23日、全国の20歳以上の男女5,000人を対象に実施(有効回収率47.9%)。
新型コロナ感染拡大前と比べて食生活が変化したかを聞いたところ、「自宅で食事を食べる回数」が増えたが35.5%、「自宅で料理をつくる回数」が増えたが26.5%を占めた。20~30歳の若い世代では、「通販(オンライン)を利用した食品購入」や「食に関する情報の入手」が増えたとする回答が多かった。
食育への関心については、「関心がある」が83.2%に上った。今後実践したい取り組みとして「栄養バランスのとれた食生活」を挙げる人が多かった。生活習慣病の予防・改善のために、日ごろから体重管理や減塩などに気を付けた食生活を「実践している」と回答した人の割合は64.3%で、若い世代で低くなる傾向があった。
環境に配慮した食品を選んでいるかどうかを質問した結果、67.1%の人が「選んでいる」と回答。具体的には「近隣の地域で生産・加工されたもの」が最も多かった。また、産地や生産者を意識した食品を「選んでいる」人の割合は73.5%だった。
【木村 祐作】
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