（国研）医薬基盤・健康・栄養研究所は19日、新型コロナウイルスの予防効果をうたった宣伝が散見される「朝鮮人参」など4つの食品素材について、予防効果が確認されていないとする見解を示した。
「風邪やインフルエンザに対して予防効果があれば、新型コロナウイルスにも効果がある」という誤った情報が流されていることから、同研究所は国内外の研究成果をもとに調査を実施。これまでに38種類の食品素材について調査結果を公表している。
新たに公表された4素材は、「朝鮮人参」「5-アミノレブリン酸（5-ALA）」「柿渋」「チャーガ（カバノアナタケ）」。
調査の結果、4素材とも、インフルエンザなどに対する予防効果を検討した研究成果は当たらないと報告。現時点では、新型コロナウイルスの予防効果が確認された素材はないとしている。
【木村 祐作】
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