【読者ご意見】山口FG・吉村会長への内部告発状について(7)現役社員が語る社風、吉村会長
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NetIB-Newsでは、読者のご意見を積極的に紹介し、議論の場を提供していきたい。
今回は「山口FGの吉村猛会長に対する『内部告発状』を検証する」について寄せられたご意見のうち、同グループの現役社員から寄せられた証言を紹介する(一部省略)。山口FGに関する記事、拝読しました。
私はアラサーの現役の山口FG社員です。もみじ銀行は瀬戸内銀行と広島総合銀行の合併により誕生しましたが、現在でも40代オーバーくらいの世代は「旧瀬戸内」「旧広総」と呼ばれることもあり、いがみ合いと言う程ではありませんが意識される方もいらっしゃいます。
今では山銀ともみじの人事一体化以降、北九州銀行を含めそれぞれに「出向」ではなく通常の「異動」で当たり前のように転勤するようになり、北九州銀行は元々は山銀だったので、もはや広総云々ではなく、大きく「山銀系」と「もみじ系」に分類されます。
私はもみじから山銀に移りました。
はじめの頃に上司からよく言われたのは「それはもみじのやり方だから(山銀では違う)」、「お前はもみじの悪いところが出ている」と見下し発言は当たり前でしたが、「この山口銀行では、第一生命保険にだけは喧嘩を売るな。そうしたらいられなくなるぞ」ということでした。もみじからすれば山口銀行は「インテリ気取ってる田舎のお山の大将(実際学歴で言えば山銀の方が上です)」、山銀からすればもみじは「潰れそうだった第2地銀」であり、グループ会社と言えどマーケットが違うので当然と言えば当然ですが、毛色は全く違います。
そんな中、吉村会長は正直もみじ系からすれば当初はそこまで知りませんでした。何なら第一生命保険との繋がりももみじの若手は知らない人間が大半だと思います。
しかし、山銀の神田頭取はもみじで常務取締役(記憶が朧げですが)を務め、山銀本店営業部長から北九州銀行の役員となった中野専務ももみじでソリューション営業部長(現営業統括部)を歴任されており、山銀の毛色の違いはもみじ側もひしひしと感じており、その中で椋梨社長の就任。椋梨社長も元はゴリゴリのパワハラ系で有名であり、かつ社長の秘蔵っ子という評判でしたので「若手社長」と世間を賑わせ話題を振り、かつ自身が会長として院政を敷くにはもってこいの人事だったと思います。
椋梨社長の影が薄い、といった旨の記事もあったように、社内の文書通達は社長ではなく会長名が基本。
社内誌もはじめに出てくるのは社長講話ではなく会長講話。
結局名ばかりで権力者は会長のまま何も変わっていません。コロナ禍前は会長が各エリアを周り、若手の前で講話をする会が頻繁に開催され、会長に対する質問タイムで会長の的を射た質問が出れば即会長お抱えの本店部署に異動で呼び出し。
実際に私の知り合いも何人かそのルートに乗り、うち1人は途中で(悪い意味で)グループ会社に放り出され、何故か賞与考課はS~Fのランク付けで「E」(Cが真ん中)。
知り合い達からは、吉村会長の話は聞けど椋梨社長の名前は全く聞いたことありませんでした。今や葉わさびを作ったり、観光振興会社「ワイエムツーリズム」を立ち上げたりと、いい意味で先駆け、悪い意味では社員は振り回されてばかりで全くついていけません。
急にグループ会社や新部署の要職を押し付けられたと思えば、数ヶ月で失格同然の降格人事。
最近では経費削減(名目は生産性向上)で残業厳禁の通達文書が頻繁に出され、フレックスタイム制度を導入し月合計で残業代プラスマイナスゼロにするよう仕向けられます。
正直、残業代を加味して生計を立てる者も多く、銀行=高給取りみたいなイメージがまだ世間ではたまに垣間見られますが、5年目くらいまでは全国転勤型で残業代無しだと手取りは16~18万の間です。付き合いでの購入斡旋も多く、若手はカードローン利用者も多いのが実情。
会社の方針も分からない吉村会長のワンマン、生活もなかなかに厳しい、そして当然収益という名のノルマは過大。
3行以外のグループ会社の決算も知らしめられず、3行以外はさぞ赤字部門が多いかと思いますが、隠蔽は得意分野。
正直言って、早く転職をしたいです。
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